月別アーカイブ:2019年03月
林田 力 『東急不動産だまし売り裁判』著者

『相棒season17』最終回「新世界より」

『相棒season17』最終回2時間スペシャル「新世界より」が2018年3月20日に放送された。『イノセンス 冤罪弁護士』は現実の冤罪事件を下敷きにしているが、「新世界より」は3月20日に起きた地下鉄サリン事件を意識させる。

警察官が身分を隠して記者に同行して情報収集する。これは違法捜査である。同行させる記者もジャーナリストの倫理に反する。杉下右京(水谷豊)は目的を達するために罪を犯すのは間違いと語るが、それは違法捜査する自分に言うべきだろう。罪を償わなければならないと言うが、違法捜査の罪を償わなくても良いのか。その謹慎のための最終回なのだろうか。捜査一課は事実上強制の任意同行を連発し過ぎである。警察不祥事になる。

伊丹憲一(川原和久)が体を張ってウイルス拡散を防止する。しかし、あり得ない個人のファインプレーでウィルス蔓延を阻止するという御都合主義的な展開ではない。ここには物語の深みがある。主要キャラクターが退場し、本当の最終回になるかと思ってしまった。

未来人を自称する人々が登場し、途中から物語の世界観が変わったように感じさせる。『ドラえもん』とコラボした影響だろうか。タイトルと同名の貴志祐介の小説『新世界より』は文明が衰退し、人口が激減した近未来の物語であった。

酸辣湯麺(スーラータンメン)

酸辣湯麺(スーラータンメン)は酸辣湯というスープに麺を入れたラーメンです。サンラータンメンとも呼ばれます。酸辣湯は酸っぱくて辛いスープという意味です。酸辣湯は、餡かけのようなとろみが濃厚です。酸味と辛味がたまりません。
中国ラーメン揚州商人・東大宮店で酸辣湯麺の刀切麺を食べました。酸辣湯麺は揚州商人の人気No.1メニューです。ここは辛さが印象的です。酸っぱさよりも辛さが印象に残ります。辛さで咳き込みました。汗だくになります。流石に毎回食べるには刺激が強過ぎると感じましたが、決して刺激的な辛さで誤魔化す料理ではありません。玉子と肉が覆っています。具は食べ応えがあります。全部食べると満腹になります。
刀切麺は揚州商人の麺で最も太いものです。揚州商人は麺を細い順に柳麺、揚州麺、刀切麺から選択できます。刀切麺は生地を伸ばして刀で切ったものです。中華麺は細麺が多いですが、食べ応えがあります。麺自体の味を楽しむ上では太麺が向いています。中国五大麺の一つの刀削麺の発展形です。刀削麺は麺の生地の塊を刀で削ります。
揚州商人は創業者の祖父が揚州出身です。大正9年に来日して、中国料理店を開きました。揚州は現在の江蘇省の辺りです。長江の河口です。稲作文化圏という点で日本と共通します。一衣帯水という点で距離的な近さもあります。内陸の四川料理などよりは日本と親和性があります。酸辣湯は、四川料理や湖南料理を発祥とするが、揚州を経由することで日本人向きになっているでしょうか。
東大宮店は埼玉県さいたま市見沼区東大宮の産業道路沿いにあります。2018年10月9日に開店しました。産業道路の向かい側には長崎ちゃんぽんがあります。私が太麺を選択した理由は、長崎ちゃんぽんに行こうか迷ったこともあります。店内は木を強調した内装であり、落ち着きます。
辛さよりも旨味の凝縮したとろみ、まろやかさを酸辣湯麺の魅力に感じる人もいます。そのようなものにジョナサンの酸辣湯麺があります。

『いだてん』第10回「真夏の夜の夢」

NHK大河ドラマ『いだてん 東京オリムピック噺』第10回「真夏の夜の夢」が2019年3月10日に放送された。足袋職人を演じるピエール瀧が麻薬取締法違反(使用)容疑で逮捕されて初の放送である。受動喫煙の描写が問題視されていたが、それを吹き飛ばす問題である。

金栗四三(中村勘九郎)は国名をJapanではなく、ニッポンと表示すべきと強硬に主張する。日本の本来の呼び名は「ひのもと」である。いつから「ニッポン」と音読みになったのだろうか。NipponよりJapanの方がアルファベットが先であり、早く紹介されるメリットがある。

金栗の主張は何でもかんでも外国に合わせるものではないという守旧派に心地よい主張である。しかし、Japanと呼ばれるのが嫌ならば、日本人がイギリスやスペイン、オランダと呼ぶことも改めなければ相互主義ではない。また、中国人や韓国人の名前を日本語読みすることも改めなければならない。

三島弥彦が欝状態の時に出した手紙が3週間後に東京の三島家に届く。三島家は大騒ぎになるが、弥彦の母親は大丈夫と言う。これを息子を知っている母親の自信と見るならば誤りである。3週間の時間差があるために母親の方が結果的に正しく見るが、手紙を出した時は手紙の内容が本心であった。母親は文字が読めない設定のため、欝の手紙の深刻さが分からないだけではないか。あれを大丈夫と言うならば、弥彦は止める止める詐欺の構ってちゃんと思っていることになる。

三島弥彦は、すりきれるまで頑張らず、余力を残して棄権する。オリンピック盛り上げドラマであるが、昭和の精神論根性論やガンバリズムとは一線を画している。

好餃子と九条ねぎ餃子

好餃子(ハオチャオズ)アトレ浦和店の好餃子と九条ねぎ餃子を食べました。
好餃子は餃子専門店です。「ハオチャオズ」と中国語読みです。そのために本場の感覚がありますが、スーパーの一角の餃子の実演販売から出発しました。「最上級のフツーの味」をセールスポイントとしています。奇をてらわずに普通を打ち出す点が評価できます。食物は毎日食べるものであり、リピーターが重要です。リピーターには普通の味が向いています。
ハオ餃子は基本メニューです。餃子の皮は、もち米を混合し、弾力があります。具は豚肉とキャベツなどの野菜です。肉餃子の印象が強いです。
スパイスに青森県産ニンニクや高知県産生姜「黄金の里」(こがねのさと)を利用した独自のものです。独自スパイスとはケンタッキーフライドチキンのようです。「黄金の里」は生姜特有の辛味成分や香り成分が従来の生姜より多く含まれています。この生姜の辛味成分にジンゲロールがありますが、これは血行促進や発汗作用があり、冷えの改善に効きます。
九条ねぎ餃子は野菜餃子の印象が強いです。九条ねぎは京野菜です。風味豊かな九条ねぎのシャキシャキ感がたまりません。

『イノセンス 冤罪弁護士』第9話

『イノセンス 冤罪弁護士』第9話(2019年3月16日)は最終章に入る。連続殺人の謎が最終章のテーマになる点では『アンナチュラル』を連想する。当初は冤罪被害者の苦しみに重点を置くかと思われたが、終盤は被害者遺族の心情に傾いている。

『99.9-刑事専門弁護士』は警察、検察、裁判所と敵が明確であった。これに対して本作品は、それ以外の足を引っ張る要素があることが話を複雑にしている。よりリアルになっていると評価することもできるが、見込み捜査、自白強要、人質司法の問題が曖昧になるのではないか。本作品は東京高裁でロケをしている。撮影協力の裁判所への遠慮が出たのだろうか。因みに保駿堂法律事務所は東京都中央区日本橋兜町の日証館である。

秋保恭一郎(藤木直人)は「真相より目の前の答えが欲しくなる」と感情的に言ってしまう。発言後に科学者失格と自省する。これは第8話の名張毒ぶどう酒事件を下敷きにした事件のように冤罪をそのままにする日本の風潮を作っている。

黒川弁護士は「本当に無実ならば自殺しない」と発言する。これは第8話で拘禁反応を指摘した黒川弁護士らしくない。無実なのに有罪とされたら絶望して自殺したくなるだろう。自殺は本人が決意して行うよりも、追い込まれるものである。

和倉弁護士の存在感は大きくなった。序盤ではウザいと視聴者からバッシングされた和倉弁護士が黒川弁護士を励ますようになった。川口春奈は和倉弁護士を演じることで女優としての人気を下げかねない事態であったが、この回で株が上がった。とは言え、自白強要という社会的テーマを掲げながら、人間ドラマが進展するだけでは物足りない。

母親が法律事務所に訪れるシーンは無駄なコメディに感じた。大きなテーマを抱えているのに無駄なコメディに割く時間があるのかと感じたが、母親から11年前の事件を説明させる意味があった。

ドラえもん のび太の月面探査記

『ドラえもん のび太の月面探査記』は2019年3月1日公開のアニメ映画。ドラえもん映画では太古と宇宙、海洋が定番である。月は宇宙の中で身近な天体であるが、意外と珍しい。

一方で過去の作品でも月は重要な役回りになっている。『のび太の魔界大冒険』では月の光を浴びると魔法が解けた。ドラえもん達が魔界星に向かう際には、月のウサギが見送った。『のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い』では魔界星の赤い月が重要な役回りを果たす。『のび太とアニマル惑星』でも動物の星の月が重要な役回りを果たす。ここではラッキーになる「ツキの月」という秘密道具も登場する。

日本マクドナルドはハッピーセットの玩具でドラえもん映画とコラボする。ハッピーセットとドラえもん映画のコラボは毎年の春の恒例である。ドリンク以外のハッピーセットの映画のイメージの箱に入っている。ハッピーセットにはドラえもんの玩具が付く。以前は購入時に玩具を指定できたのですが、途中から何が出るかお楽しみのガチャガチャ方式になった。

「ふってたのしい!ドラえもん ききゅう」はドラえもんの顔が気球になっている。振ると中から籠が出てくる。籠にはドラえもん、のび太、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫が乗っている。

「ドラえもんとひみつどうぐシール」はドラえもんが白い宇宙服を着ている。後頭部の歯車を回すと、秘密道具や映画のキャラクターのシールが出てくる。

天気雨と虹

さいたま市桜区で、お天気雨が降り、虹が見られました。天気雨は虹が出現しやすいものです。通常の雨は雲に覆われた空から降ります。これに対して天気雨では太陽光がある中を雨が降ります。太陽光は雨に反射しやすく、虹が出現しやすくなります。天気雨は狐の嫁入りと呼ばれました。狐に化かされたような不思議な天気のためです。
この雨は通り雨でした。雨音は大きかったものの、すぐに止みました。前夜のテレビの天気予報では雨が降ると放送されました。午前中は降りそうな感じではありませんでしたが、予報が当たりました。

大宮第二公園で梅まつり全国大陶器市

大宮第二公園で「第35回 梅まつり」と全国大陶器市が2019年2月23日から3月17日まで開催されます。陶器市は全体がテントで連結されており、全天候型です。九谷焼や伊万里焼、美濃焼など全国各地の焼き物が並びます。NHK『ブラタモリ』(2018年10月20日、27日)で紹介された有田焼もあります。陶器の他にバッグや絵画も販売されています。名産の食べ物も販売され、テント前の椅子とテーブルで食べることができます。
全国大陶器市は全国大陶器市振興組合のイベントです。上野公園や大阪万博公園など各地で開催されています。桃色の半円のゲートと日本地図に産地の旗が立てられた黄色い看板は共通です。
周辺ではリサイクル運動市民の会のフリーマーケットも開催され、洋服などを販売しています。焼きそばなどの屋台も出ています。大宮第二公園は埼玉県さいたま市大宮区の公園です。テニスコートや軟式野球場、茶室や展示ギャラリー、水車などがあります。紅梅、白梅、しだれ梅など約520本の梅の木があります。

3月15日はジャクソン大統領の誕生日

アメリカ合衆国第七代大統領のアンドリュー・ジャクソンAndrew Jacksonは1767年3月15日生まれです。ジャクソン大統領は評価が分かれますが、彼の言葉に「勇敢な一人の人が多数派を作り出す」(One man with courage makes a majority.)があります。これは東急不動産だまし売り裁判を進める上で励みになりました。

東急不動産(販売代理:東急リバブル)は隣地建て替えという不利益事実を隠して新築分譲マンションをだまし売りしました。隣地建て替えで日照、通風、眺望がなくなりますが、その事実を隠してマンションをだまし売りしました。

引渡し後に真相を知った私は消費者契約法の不利益事実の不告知でマンション売買契約を取り消し、裁判で売買代金を取り戻しました(平成17年(ワ)第3018号)。これは消費者契約法の不利益事実の不告知をマンション売買契約に適用したリーディングケースになりました(今西康人「マンション販売における不動産業者の告知義務」安永正昭、鎌田薫、山野目章夫編『不動産取引判例百選第3版』有斐閣、2008年、31頁)。

契約時の説明と話が違うならば契約を白紙にすることが当然ですが、これまでは新築分譲マンションの販売方法に問題があっても契約を白紙にすることは困難でした。それが悪徳不動産業者の売ったら売りっぱなしを助長していました。一人の行動が消費者契約法による売買契約の取り消しを作りました。

イノセンス 冤罪弁護士

『イノセンス 冤罪弁護士』は冤罪に立ち向かう弁護士を主人公としたテレビドラマ。無実にもかかわらず逮捕や起訴される冤罪の恐怖や自白強要の人質司法の実態を描く。日本テレビ系列で2019年1月19日から放送を開始した。第1話は実在の冤罪事件の下高井戸放火事件を下敷きにした。第1話の平均視聴率は8.3%。
冤罪を生み出す警察官や検察官は憎々しい。他人の気持ちを慮る、あるいは愛想というものを母親の胎内に置き忘れてきたかのような憎たらしい表情であった。冤罪を反省しない警察の体質は腐臭を放つヘドロのような暗闇である。物事には許容出来ないものが確かに存在する。
ドラマ『99.9 刑事専門弁護士』と設定が似ている。どうしても『99.9 刑事専門弁護士』と比較したくなる。『99.9』よりも重たい雰囲気である。重たいテーマであり、重たいドラマになることは当然である。むしろ、社会性とコメディを両立させた『99.9』が稀有である。『99.9』が冤罪ドラマ視聴者の裾野を広げたことで、重たいドラマも可能になったと見るべきだろう。
もっとも『イノセンス 冤罪弁護士』にもエンタメ要素は存在する。主人公の黒川拓弁護士(坂口健太郎)はコミュ症気味である。これは前に進むだけの明るいキャラクターよりも現代的である。真相にたどり着く時の閃きシーンは『99.9』の深山弁護士(松本潤)と似ている。
深山弁護士の完璧さよりも、黒川弁護士のようなコミュ症気味だけど有能の方がキャラクターとしては好きである。しかしながら、父親が冤罪被害者という深山弁護士と、反発しているとは言え、エリート検察官の家庭に育った黒川弁護士では背景の重さが違う。比較されることは俳優にとって酷だろう。
作中に登場する戦隊物ヒーローは、残業レッドや接待ピンクなどブラック企業を風刺している。社食イエローはオムライスばかりの社員食堂なのだろうか。
法律事務所に住んでいる点は『ブラックペアン』と重なる。『ブラックペアン』と重なる点では猫田看護師を演じた趣里が有能なパラリーガルを演じる。ここでも主人公を支えるが、黒川弁護士が火災の後始末をほっぽりだした点は怒っていた。
『イノセンス 冤罪弁護士』ではコメディが空回りしているところもある。黒川弁護士は同僚弁護士をイラつかせる。これは『99.9』と同じであるが、和倉楓弁護士(川口春奈)は主人公より能力がないのにキャンキャン叫ぶだけであり、ウザさしか感じない。『99.9』では深山弁護士にわざと相手を怒らせて楽しむようなところがあり、安心してみていられた。
和倉弁護士は役者が可哀想になるくらい、イメージが悪い。本当は前の勤務先でセクハラと戦い、上司から黒川弁護士の妨害を命じられた際に抵抗するなど骨のある設定がある。そこは今後活かせるだろうか。
『99.9』は法律事務所がバックアップしたが、『イノセンス 冤罪弁護士』は法律事務所の上層部が足を引っ張ろうとする。現実味は『イノセンス 冤罪弁護士』が上であるが、ドラマとして観る上では重苦しさがある。




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