林田力 東急不動産だまし売り裁判



二子玉川ライズ風害対策協議2013年1月13日


住民と世田谷区による二子玉川ライズ風害対策協議の内容は以下の通りである。

住民「本日は拠点が考えている外部委託や工程表の説明を求める。前から他部署と連携すべきと言っていた。外部委託をする前に行うべきであった。」

区「委員の人選は終わった。風工学の実務者や研究者を選んでいる」

住民「外部につまらない金を使わなくてもいい。工学系の学校は区内にもある。委員の経歴書を一部下さい」

区「出せるもの、出せないものを検討して回答する」

区「この案件には二年以上かかると考えている。現地で風速データを採取することに一年以上を見ている」

住民「何故、今頃になって測定するのか。今までもしていなかった」

区「私は4月に着任した。色々と話を聞いた。現況を把握すべきとの意見を伺った」

住民「二子玉川東地区市街地再開発組合はやらない。他部署にも有識者がいるから入れなさいと言っている。あらゆるテストをやっていてもボーイング機のような問題は起こる」

区「これまでも他部署と連携している。パネルの設置では道路を管理する部署、植栽の設置では植栽の担当部署と相談した」

住民「これまで住民が求めても『必要と認めたらやる』の一点張りであった。住民の要求では必要と思わないのか」

区「一生懸命やっている」

住民「今まで一歩も踏み出さなかった。住民の言うことは聞かない」

区「聞いていないか」

住民「ガス抜きのために聞いているだけ」

区「庁内に検討会を設けた。部長が座長を務めている。まず現況を把握し、データを測って解析する。考えられることをやっていく。対策の効果も検証する。一回やって終わりというものではない。期間としては今から2年程度を見込んでいる。予算は有識者への謝礼と風の調査を考えている。第一回目の会議は今月下旬を想定している」

住民「傍聴は可能か」

区「率直な意見交換をするため、傍聴は考えていない」

住民「第2回目か第3回目は傍聴可能か」

区「住民の意見を伝え、検討していきたい」

住民「二子玉川ライズが風をガードしている。風がぶつかる。だから、あのような結果になる。どこかで風を殺そうという考えが二子玉川ライズにはない。吸音板のようなものも必要になる。これまで測定を求めても、他人の敷地には設置できないという言い訳しか返ってこなかった。外に金をばら撒くのではなく、何故、住民パワーを使わないのか。何故、東急のために世田谷区が金を使うのか」

区「区内の大学の先生に来てもらっても、謝礼は出すことになる」

住民「勿論である。区内で出した方がいい。何故、区内の人材を活かさないか不思議である。活きた金を使ってください。机上の調査だけでなく、フィールドテストもやって下さい」

区「風の測定は現地で実施する」

住民「検証もやって下さい」

住民「予算が通った段階で、区報などで公表されるのか。住民へのアナウンスは必要なことである。どこかの部署で密かに実施するような状態はよろしくない」

区「区のお知らせは紙面が限られている。予算の説明として、この問題を取り上げるかは別の問題である。このことについて、お知らせする機会は設けたい」

住民「今の回答はビル風問題が他の案件に比べて小さいと評価しているように聞こえる。二子玉川ライズのビル風は大きな問題である。行政にも画期的な面がある。再開発で生じた問題を住民と協議しながら検証することは画期的である。

二子玉川ライズ2期工事との関連も問題である。どういう風に活かしていくか。『こうすれば理想的であるが、これは無理』では意味が乏しい」

区「今年度中に一定のまとめをする。2期工事の対策の追加が出れば、きちんと伝えていきたい。専門家の意見なので説得力がある。オーソライズされたものについては、再開発組合も取り組んでいただけるものと思う。仮に組合に異存がある場合も、しっかりと話していきたい」

住民「体罰問題に取り組む橋下徹大阪市長くらいの雰囲気でなければならない。本腰を入れてやっていただきたい。二期工事の予算も含めて、きちんとやって欲しい。今回の問題は大きいものと考えて欲しい」

住民「2013年度は風速の測定だけで、対策が手付かずになるのではないか」

区「いいえ。現在も取り組めるものには取り組む。風速データも一年間採取してから分析ではなく、データがたまっている時点で分析する」

住民「東急は風速データを採取している。それを開示させて専門家に検討してもらえばいい」

区「風速の測定は場所が重要である。西陸閘の横断歩道を考えている」

住民「それは我々が言っていたことである。住民の声をどのように聞いているのか」

区「組合からデータをいただけるかどうか。これまでも24時間の生データがいただけるという話ではない」

住民「『いただける』ではなく、『出させる』である。世田谷区と再開発組合の関係はどうなっているのか。世田谷区は東急にいいように使われている。東急は金を懐に入れたら、絶対に出さない」

住民「東急も無意味なところで採取している訳ではないだろう。東急のデータを専門家が見た上で不足分を新たに採取するならば理解できる。東急のデータを使えば一年間余計にかけることはない。プラスアルファにはなる。東急も『風速データは一年間採取し続ける必要がある』と言っていた」

区「途中で分析して対策できることは対策したい」

住民「二子玉川ライズ2期工事が進み、自宅にいてもクレーンの音がうるさくなっている。近所では問題になっている。できるだけ早く対策を提案することは大事である。東急のデータを活用することは大事である。理想は世田谷区と東急が一丸となって問題を解決することが望ましい。世田谷区が検討会を発足させたことは再開発組合に伝えたか」

区「再開発組合には伝えている。学識経験者に入ってもらい、科学的に検討し、お願いすることはお願いすると話した。向こうは承知し、協力いただけるところは協力いただけると思う」

住民「それは甘い」

区「再開発組合でも専門家に依頼して対策を考えている」

住民「再開発組合が検討しているのか」

区「色々している」

住民「我々に何の説明もない。情けない話である。東急なんかをあてにしても仕方がない。世田谷区がモニタリングポストの設置を求めて再開発組合が従うのか」

区「今のところ、二子玉川ライズに風速計を置くことは想定していない」

住民「二子玉川ライズの敷地内での測定は必要である。高層ビルの屋上や中間点での測定が必要になる」

住民「世田谷区の発言は東急に遠慮している。対策には相当な金がかかる。いい加減な小手先で誤魔化すことは止めて欲しい。先日の雪の日に東急は警備員を出していない。風が強い日にも出していない。湘南の自治体では津波危険のテロップを出すようにした。世田谷区は図体がでかいだけ。住民の意見は聞くだけ。住民参加は形骸化している」

住民「風対策の費用は組合に負担させるという話だった」

区「パネルの設置などは再開発組合が負担した。検討は区の責任で、予算をとる」

住民「多摩堤通り横断対策は屋根で覆われた歩道橋を作らなければならないと思っている。検討会で対策案まで出させるのか。再開発組合に費用を出させる余裕があるのか」

区「今となってはエレベータ付きのユニバーサルデザインの歩道橋は非常に難しいと思っている」

住民「そのような立場では期待できない。これはダメという立場では最初からダメである」

区「技術的にも予算的にも厳しいものになるが、それがベストならばやらなければならない」

住民「いつ多摩堤通りの横断対策を出すかが問題である。二期工事の末期で再開発組合に要求しても、金を出し渋るだろう」

区「横断対策については、早い時期で考える」

住民「それは風速を測定しなくてもできるということか」

区「色々な対策がある。横断対策は重要な問題であるが、その一つである」

住民「多摩堤通りの横断対策は風速データの採取なしに現時点で検討できるということか」

区「横断対策は二子玉川ライズ・オフィスからの逆風を避けるという問題であり、風速データの問題ではない。住民側の指摘されるような地下道や歩道橋になる」

住民「東陸閘の交差点の横断歩道の書き方が悪いという問題もある」

区「やれることはやっていきたい」

住民「おっしゃることは立派であるが、実が伴っていない。所管も区長も安心安全の街づくりと言うが、何もやっていない。ビル風対策で実施したという植栽やパネルは何の足しにもなっていない。パネルは景観上も悪い。専門家にどれだけの効果があるか聞きたい。『できることはやる』は、できないことはやらないになる。結局は何もやらないことになる。拠点整備は何もやらない。二子玉川に対する区長の明確なビジョンを言って欲しい。

風が強い日は何故か土日が多い。警備員の誘導はバスの乗降客のみで、横断歩道を渡る歩行者の手助けはしない。多摩堤通りの横断対策は風速の測定を待たずに抜本的な対策を検討できるということでよいか」

区「はい」

住民「前からの問題である誘導員を出す基準はどうなっているか。実際、強風時にも出ていないことが多い」

区「内部的なマニュアルはあると言っている。きっかけは風速であるが、歩行困難な状況か防災センター責任者が判断して誘導員を出しているとのことである」

住民「それは以前の説明と食い違っている。強風時には二子玉川ライズ・ガレリアのスクリーンを閉めに来る。その人が判断して決めると説明していた」

区「改めて確認したところ、防災センターの責任者が判断するということであった」

住民「それは世田谷区が丸投げしていることになる」

区「区も台風襲来時の工事現場の確認などのマニュアルは持っている」

住民「我々が頼っているものは区である。不足があるならば区が指導する。区の職員が現地に行って、きちっと行われているかを確認するくらいして欲しい」

区「我々も『強風時に誘導員が出ておらず、おかしいのではないか』と言っている。回答は『今、頑張ってやっていますから』というものであった。住民に伝わっていないことが問題と言った。どのような基準で行動しているのか、改めて提出を求めている。『何故、誘導員はバスの乗降客しか相手にしないのか』など言い方を変えて指導している」

住民「二子玉川ライズはビルがあることで地域住民に迷惑をかけているという認識はあるのか」

区「大いに思っていると言っている」

住民「全く思っていないだろう」

住民「どうして世田谷区は二子玉川ライズがあることで玉川一丁目の住環境に問題が生じており、対策を検討中であることを発信しないのか」

住民「透明性を求めている。それは住民にとっても世田谷区にとっても再開発組合にとってもいいことである。区民の安心安全のために是非やって下さい。それはいいことと思うか、悪いことと思うか」

区「いいことと思う。再開発組合にも話している」

住民「行政が首根っこを押さえてやらせなければ東急はやらない。世田谷区が二子玉川ライズに出した補助金は、東京駅を一つ作っても、お釣りがあるほどの金額である。図体がでかいだけでなく、小回りの効く世田谷区であって欲しい」

住民「バスターミナルの北側の角も風が強い。歩行者は危険を感じながら歩いている。誘導員を出して欲しい」

区「二子玉川ライズ側に話している。南側に重点を置いているとの回答であった。北側も風が強いと認識しているが、比較では南側が強いとの認識であった。『最大限の配慮をして下さい』と伝えた」

住民「北風の時に風速14メートルを観測した。南の方が常に風が強いとは言えない」

区「再開発組合は人の配置にはコストがかかるという話をしていた」

住民「東急は懐に入れた金は出さない。あてにする方がおかしい。区が再任用でもして出すべきである」

区「補助員配置は二子玉川ライズが自主的にしている」

住民「それは甘い。東急はあてにするな」

住民「二子玉川ライズの飲食店の換気口から出る悪臭の問題は改善されたか」

区「フィルターの工事完了の報告は受けていない。歩道に向けていた換気扇の吹き出し口を上に向けたのではないか」

住民「デパートでは地下の食品売り場の臭いを消すことを苦労している。そこに聞けばいい」

住民「二子玉川ライズからの臭いが気持ち悪くて付近を通りたくないという人もいるかもしれない。今は冬だから熱風は気にならないが、真夏の熱風は気分が悪くなる」

住民「北東の風でも玉川一丁目が影響を受ける。家の敷地内の月桂樹の枝が折れた。雪が積もっていたことも要因であるが、それ以前から風が吹くと揺れていた。裂けるように折れていた。二子玉川ライズ・オフィスから風が吹き抜けてくる。二子玉川ライズ・オフィスを回りこんだ風が渦になっている。近所で『北風の吹き方が強くなっている』と話している」

住民「我々は安心安全を求めている。強風時はテロップで注意喚起して欲しいと何度も言っている。東急にお願いするのではなく、やらせるという姿勢でなければ見透かされる。世間の笑い者になる。二子玉川ライズのビル風対策の植栽を見て防風林とは誰も思わない。根本的に何もやっていない。何も進んでいない。今になって『しょうがない』と外部に金を使っている。『できることをやる』と言われるが、できないことに挑戦することがあなた方の仕事と思っている。3年待たせたことはしっかりと謝って欲しい」

住民「二子玉川再開発は何だったのだろうか。莫大な税金を使い、ビル風などの後始末の人件費も大変である。区民の立場に立った再開発でないために、この結果になった。何十年前の住民説明会で我々が指摘していたことの正しさが証明された」

住民「専門家の検討会でルールや方向性が決まる前に話したい。住民の意思を伝えて欲しい。もっと風の問題を勉強して欲しい。兵庫島で保育園児が死亡する事故が起きた。これも流体の問題である」

保育園児(6歳)が2004年11月17日に兵庫島公園付近での園外保育活動中に、多摩川に転落し死亡した。転落場所は水制と呼ばれる構造物で、河川の護岸が洗堀されないように、水の勢いを流れの中心に押し返す役割をするものである。保育士は園児を助けようと多摩川に入ったが、多摩川の本流の水圧に押されてしまい、園児に近づけなかった。


東急不動産(金指潔社長)ソリューション営業本部係長・高田知弘容疑者(逮捕当時36歳)が顧客女性に嫌がらせ電話を繰り返したとして2010年8月18日に逮捕された。高田容疑者は2009年12月から2010年6月に取引相手であったホテル運営会社社長の携帯電話に番号非通知設定で、嫌がらせ電話を繰り返した。嫌がらせ電話は、ほとんどが無言電話であったが、「壊れろ、壊れろ」という呻き声で女性を畏怖させたこともあったとされる。

林田力『東急不動産だまし売り裁判』

東急不動産消費者契約法違反訴訟を描くノンフィクション

 林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』(ロゴス社)は東急不動産(販売代理・東急リバブル)から不利益事実を隠して問題物件をだまし売りされた消費者(=原告・林田力)が消費者契約法に基づき売買契約を取り消し、裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟、東京地裁平成18年8月30日判決、平成17年(ワ)3018号)で売買代金を取り戻した闘いの記録。

 裁判における当事者と裁判官の緊迫するやり取りを丹念に再現。個人が不誠実な大企業を相手に闘うドラマがある!

 裁判と並行して明らかになった耐震強度偽装事件の余波や欠陥施工、管理会社・東急コミュニティーの杜撰な管理にも言及し、深刻度を増すマンション問題の現実を明らかにする。東急不動産のために働いた地上げ屋(近隣対策屋、東急不動産工作員)が暗躍し、住環境を破壊する高層マンション建築紛争と共通するマンション建設の闇に触れる。

林田力『東急不動産だまし売り裁判購入編』

 林田力『東急不動産だまし売り裁判購入編』は東急不動産(販売代理・東急リバブル)のマンションだまし売りの実態を物語るノンフィクションである。

 この裁判の経過は林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』(ロゴス社、2009年)で明らかにした。『東急不動産だまし売り裁判』はタイトルの通り、裁判をテーマとした書籍であり、提訴後の出来事を対象とする。問題物件の購入に至った経緯や問題発覚後の東急リバブル・東急不動産の不誠実な対応(これが両社への悪印象を決定的にした)には触れていない。その点を知りたいとの声が読者から少なくなかった。

 そこで『東急不動産だまし売り裁判購入編』では購入からマンションだまし売り発覚までの経緯を明らかにした。被害実態を理解できるように東急不動産マンションの写真も掲載した。また、東急不動産だまし売り被害経験を踏まえた住宅購入ポイントをまとめた。

林田力『二子玉川ライズ反対運動1』

林田力『二子玉川ライズ反対運動』(The Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise)は二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)に対する住民運動を記録したノンフィクションのシリーズである。東京都世田谷区の二子玉川(ニコタマ)では街壊しが進行中である。「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」や「二子玉川ライズ オフィス」など東急電鉄・東急不動産ら東急グループの営利目的の再開発によって、二子玉川の貴重な自然と近隣住民の住環境が破壊されている。
自然と住環境を守るために住民運動側は住民集会や裁判、議会への陳情など様々な活動に取り組んでいる。『二子玉川ライズ反対運動1』では「にこたまの環境を守る会」「二子玉川東地区まちづくり協議会」ら住民団体の活動の一端を紹介する。
また、同じく二子玉川で起きている住民運動である多摩川暫定堤防や三菱地所玉川一丁目マンションへの反対運動についても触れた。『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』の著者である林田力が東京都に提出した二子玉川東第二地区市街地再開発事業計画(案)への意見書及び口頭意見陳述原稿も収録した。

林田力『二子玉川ライズ反対運動2』

林田力『二子玉川ライズ反対運動』(Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise)は二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)の住環境破壊の実態や反対住民運動を記録したノンフィクションのシリーズである。
『二子玉川ライズ反対運動2』は最初に二子玉川ライズがダメな理由を明らかにする。続いて裁判や集会など二子玉川ライズ反対運動の活動を述べる。二子玉川ライズ住民訴訟では実質和解という画期的な解決となった。パブリックコメントや新しいせたがやをめざす会など世田谷区政の動き、二子玉川ライズと同じく世田谷区の抱える開発問題である下北沢問題にも言及した。『二子玉川ライズ反対運動2』(Kindle)は『二子玉川ライズ反対運動2』(マイブックル)を全面的に再構成したものである。

林田力『二子玉川ライズ反対運動3』

林田力『二子玉川ライズ反対運動3』は二子玉川ライズ行政訴訟や二子玉川ライズ情報公開問題を明らかにする。続いて二子玉川ライズ問題に対する様々な観点からのオピニオンを掲載する。二子玉川ライズと東京スカイツリーや中野駅周辺再開発、海のピラミッド(熊本県)などの開発事業と共通する弊害を論じている。
その次は二子玉川ライズのビル風問題である。住民と世田谷区の緊迫感ある協議内容を収録している。さらに世田谷区議会を揺るがしたスキャンダル「二子玉川デジタル・コンテンツ問題」も記載する。『二子玉川ライズ反対運動3』(Kindle)は『二子玉川ライズ反対運動3』(マイブックル)を全面的に再構成したものである。

林田力『二子玉川ライズ反対運動5』

林田力『二子玉川ライズ反対運動5』(Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 5)は東京都世田谷区の二子玉川東地区市街地再開発(二子玉川ライズ)の問題を取り上げたノンフィクションの5作目である。『二子玉川ライズ反対運動5』では二子玉川ライズの弊害を再構成する。二子玉川ライズ2期事業控訴審や二子玉川ライズ2期事業に対する不服審査請求、住民と世田谷区の風害対策協議などを取り上げる。資料として二子玉川ライズ行政訴訟の裁判文書も収録した。

林田力『二子玉川ライズ住民訴訟 二子玉川ライズ反対運動6』

林田力『二子玉川ライズ住民訴訟 二子玉川ライズ反対運動6』(Residents' Lawsuit Against FUTAKOTAMAGAWA Rise; Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 6)は二子玉川ライズ住民訴訟にフォーカスした書籍である。二子玉川ライズ住民訴訟は東京都世田谷区の住民らが二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)への公金支出差し止めを求めて世田谷区長を提訴した裁判である。

林田力『東急大井町線高架下立ち退き』

林田力『東急大井町線高架下立ち退き』(Driving out Inhabitants under the Elevated Railway of Tokyu Oimachi Line)は東急電鉄による東急大井町線高架下住民追い出し問題を取り上げたノンフィクションである。東急電鉄は東急大井町線高架下(ガード下)住民に一方的な立ち退きを要求している。Tokyu Corp. is driving out inhabitants and tenants under the elevated railway of Tokyu Oimachi Line.

林田力『二子玉川ライズ反対運動7』

林田力『二子玉川ライズ反対運動7』は2013年の二子玉川の環境を守る会総会や世田谷区予算で二子玉川ライズ補助金を支出することの問題点などを報告する。二子玉川ライズでのAV撮影という毛色の変わった住環境破壊の実態も取り上げた。各地のマンション建設反対運動についても紹介する。

林田力『東急コミュニティー解約記』

 林田力『東急コミュニティー解約記』(パブ―)はマンションの管理会社を変更し、管理委託費を大幅に削減した事例の記録である。東急不動産が分譲したマンション・アルス東陽町(東京都江東区)では管理会社を独立系の会社に変更した結果、管理委託費を年間約120万円も削減でき、変更から1年後には一般会計の余剰金を修繕積立金会計に繰り入れるまでになった。

 林田力はアルス301号室の区分所有者であった。物件引渡し後に不利益事実不告知が判明したため、売買契約を取り消し、裁判で売買代金を取り戻した(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社)。売買代金を取り戻すまでは居住しており、管理組合理事長も務め、管理会社変更までの経緯にも関係していた。

 アルスでは売主・東急不動産の指定により、分譲当初から東急不動産の子会社の東急コミュニティー(東京都世田谷区)に管理を委託していた。管理委託費等は東急コミュニティーの言い値で決められている状況であった。しかし東急コミュニティーの杜撰な管理が次々と明らかになり、管理会社変更の機運が高まった。