ドラマ『デスノート』

林田力

日本テレビは2015年7月期の日曜ドラマ『デスノート』を放送する。『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された大ヒット漫画『DEATH NOTE』(原作:大場つぐみ、作画:小畑健)が原作である。前評判は原作と異なる設定で風当たりが強かったものの、第1話は意外と良かった。

ドラマの大きな設定変更は夜神月(窪田正孝)を平凡な大学生にしたことである。これはは、無力だからこそ犯罪者を強く憎み、キラとなる切実さを原作以上に出している。ミサミサ(佐野ひなこ)も原作では「ダメだこいつ、早くなんとかしないと」という困った存在であったが、家族が殺されたエピソードを最初に出し、それを強調することで犯罪を憎む強い想いを共感できるようになった。月とミサミサは原作以上に共感できそうである。

ドラマは日本の司法は国民の側を向いておらず、犯罪者に甘いという視聴者の共感を集めそうである。刑務所から出所した人物が犯罪を繰り返し、仮釈放を許せないという遺族感情を描くなど刑罰の甘さを訴えている。現実に薬物犯罪は再犯率が高いが、初犯は執行猶予がつくという相場になっている。吉野健太郎の危険ドラッグ薬事法違反も執行猶予付の有罪判決であった。

一方でL(山崎賢人)は微妙である。原作では菓子好き、変な座り方など常人の物差しでは測れない天才というイメージがあったが、ドラマでは上から目線の非常識という感じである。ここは原作を支持したい。その意味では松山ケンイチは素晴らしかった。

月は自身が平凡な大学生になった上、父親の警察の地位も低くなっており、原作のように捜査本部に入るには説明が難しくなった。最後にニアとメロが登場したために月とLの対決の結果も原作通りと予想できてしまう。この予想を裏切ることになるのか、今後の展開に注目である。


林田力


林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』はFacebookページを運用しています。「いいね!」をよろしくお願いします。Facebookページに「いいね!」していただけますとご案内も届きやすいかと思います。情報をリアルタイムに入手できる手段として、まだ未登録の方には是非「いいね!」をお願いします。ページ上部にある「いいね!」のボタンをクリックして下さい。
シェアして拡散していただけるともっと嬉しいです。Facebookでの記事に対するご意見、ご感想をお待ち申し上げます。一緒にFacebookを楽しみましょう。





Yahoo!検索