増山麗奈の昨日・今日・そして明日

林田力

日本海賊TVで「増山麗奈の昨日・今日・そして明日」が放送された。増山麗奈・参議院議員選挙東京選挙区予定候補予定候補(社会民主党)の特番である。増山さんの活動を動画を観ながら振り返った。出演は増山麗奈、日本憲吉、ニッキーマツモト、森下泰輔、天野統康、小山久美子、大津けい、すざわ秀人、林田力。2016年6月19日に収録されたものである。

パレスチナ自治区に住むパレスチナ人が日常的に催涙ガスで攻撃されているとの話は現地の体験に基づくもので迫力があった。イスラエルとパルスチナの紛争の実態は宗教紛争ではないとは多くの識者が指摘している。イスラエルの心理や手口は地上げ屋や追い出し屋と変わらない。悪徳不動産業者が軍隊を動かしている点がイスラエルの恐ろしいところである。そのように考えることがパルスチナ紛争の正しい理解になるのではないか。

印象的な発言は未来への借金を作らないという言葉であった。これは原発問題で核廃棄物の処理について言及されたものであるが、全ての政策に該当する。アベノミクスは将来を犠牲にして目先の株価をあげるものである。奨学金問題も無駄な公共事業も未来への借金である。未来への借金を作らないは基本姿勢を示すスローガンになるのではないか。

放射能汚染土をコンクリにして新築工事に利用する問題が指摘された。実際に新築マンションを買ってはいけないとの声がある。不動産業者も建設会社も民間企業であるとして情報を開示しない問題がある。経団連や電通など民間にも矛先を向ける増山さんの行動力は評価する。

林田力

増山麗奈さんの参院選出馬を歓迎

アーティストの増山麗奈さんが2016年7月の参議院議員選挙東京選挙区から社会民主党公認で出馬すると発表された。現時点で私が増山麗奈さんを支持するかは留保するが、彼女のような方が社民党公認で出馬されること自体は歓迎する。同じロスジェネ世代として活躍を期待したいと思う。

社民党や旧日本社会党にはソ連型マルクス主義のイデオロギー政党のイメージが濃厚である。旧社会党の事実上の綱領「日本における社会主義への道」は「社会主義革命の必然性」を説き、福祉国家さえも否定する。これは社会党を支持する有権者一般の政治感覚ともギャップがあった。

そのために社会党内外からマルクス主義政党を脱皮して、ヨーロッパ型の社会民主主義や福祉国家思想の政党になることが求められてきた。しかし、それは民社党や社民連の成立のように改革を唱える側が追い出される形で終わった。ソ連から資金援助を受けていたことも明らかになっている。ソ連との関係は対決姿勢をとった日本共産党とは対照的であった。

社会党は冷戦終結後に社会民主党になったが、まだまだヨーロッパ的な社会民主主義政党とは差がある。労組の政党であって市民の政党としてはまだまだとの批判もある。冷戦崩壊前にソ連型社会主義と決別し、社会民主主義政党に脱皮していれば良かったが、冷戦後に社会民主主義を称しても「社会」が残っていることがソ連型社会主義の未練として映る。社民党の活路は犬猫殺処分阻止など王道的な革新政治勢力が取りこぼしがちな論点を拾い上げることにあるのではないか。

以上の観点から増山さんのような方を公認候補とした党執行部の決断を評価する。増山さんは日本海賊党のサポート会員であり、日本海賊党としても増山さんの出馬に対する意思表示が必要になるが、マルクス主義とは異なる反体制思想を掲げる海賊党から見ても歓迎できるものと考える。

増山さんの出馬は市民派候補擁立の動きを破壊するものであり、その立場からの反発があることは事実である。しかし私は増山さん以上に所謂「市民派」の方々に古さ、御馴染みの面々というイメージを抱いている。正直なところ、増山さんよりも新鮮な候補者を出せたかは不明である。普段は古さ、頭の固さが批判されがちであるが、今回は社民党執行部の感性を評価する。

私が驚いたことは、今回の社民党の斬新な決定に対して、左派左翼の側が冷淡または批判的なことである。ロスジェネ世代に対する他の世代の冷たさを再確認した。ロスジェネ世代は就職氷河期など割を食った世代として社会への不満を色濃く抱いている。

その不満は体制側だけでなく、弱者の味方を称しながら世代間不公平に無頓着な既存の反体制派にも向けられる。その典型は、赤木智弘「「丸山眞男」をひっぱたきたい」である。ロスジェネ世代にとっては反体制派も既得権益に安住する「持つ者」に映る。「「丸山眞男」をひっぱたきたい」ほどではなくても、ロスジェネ世代を問題意識とする者ならば多かれ少なかれ既存の左翼に対する批判精神を持っている。

それは既存の左翼の側には面白くないものかもしれない。増山さんへの風当たりの強さには、そのような反感があるのではないか。ロスジェネ世代の問題意識は、それほど許しがたいものであるか。既存の左翼の枠内の発言しか許されないならば、保守主義と変わらなくなる。

最後に私は増山さんの言動の全てを支持する立場ではない。福島の復興を望む立場として、危険デマを拡散して復興を妨げる放射脳カルトとの関係に懸念を持っている。増山さんはTwitterで以下のような発言をしてヘイトスピーチなどとの批判が殺到し、削除している。

「原発から200キロ離れた柏で検査した10人の一人が甲状腺ガンの疑い気がつくと一流タレントも女子アナはテレビ(東京)から離れ残っているタレントも話題はガンとの闘病や自殺未遂 交通事故など体調不良や中枢神経異常を疑われるニュースばかり」

「先日テレビで熊谷さんのお顔を拝見しましたが、目がバセドー病のように飛び出て、クマがひどかった。私の千葉にすんでいる家族や友人も顔色悪し、白髪増え、体力低下。ご自身も被害者なんですから、現実を見て。ガレキ受け入れはダメ」

この方面から増山さんに批判が寄せられることは理解できる。一方で増山さんが問題発言を削除した点を評価したい。


増山麗奈さん参院選出馬と所有志向

増山麗奈さんが参院選に社会民主党公認で出馬する。ロスジェネ世代として、ロスジェネ世代の問題意識を有する方の活躍を期待する。一方で増山さんへの風当たりが強いことも事実である。そこには表向きの批判理由以上にロスジェネ世代に対する他の世代の冷たさを感じている。

増山さんへの最も大きな批判は以下のような過去の放射脳カルト的発言に対してのものである。「てめえら豚はうすぎたねえプルトニウム米でも喰ってな!」

「はっきりいってジジババはもう安楽死むかっていけばいい。でも若者は救おうよ。実家に住んでいたとしても、自分の食材はきちんと確保する等しないと、大学生もダメだよせっかく学んだことがぶらぶら病で忘れたり、体壊したら意味ないよ」

この種の発言は擁護できないものであり、批判されることは当然と言える。私も、これが最大の弱点であると考える。しかし、山本太郎参議院議員を支持する層が増山さんを批判することは理解に苦しむ。

次に大きい批判は桃色ゲリラなど彼女の表現活動に対するものである。これも山本太郎議員の芸能人時代を知っていて支持する層が増山さんを批判することは理解に苦しむ。テレビはメジャーであるが、アングラ活動はダメというならば、マスメディアの権威に無批判であり、マスメディアの国民洗脳を批判する資格はなくなる。「ろくでなし子」逮捕事件で政府を批判していた人々が増山さんを批判することも理解に苦しむ。

一方で市民感覚として彼女の表現活動が受け付けられないという感覚は理解できる。ここでは「アベ政治に代わる政治の模索:行動しつつ考える市民の連続講座」におけるフェミニズムの議論が考えさせられた。そこでは批判される「覇権的な男らしさ」の特性として優越志向、所有志向、権力志向が挙げられた。

この中で優越志向や権力志向が批判されることは当然である。これらが批判されることについてコンセンサスが得られるだろう。勿論、建前の賛同と言動が伴っているかは別問題であり、日本の一部市民運動家に古い体質が残っている限り、口酸っぱく繰り返す必要はある。

所有志向については議論がある。念頭にあるものは「俺の女」的な所有志向であり、これが批判されることは問題ない。しかし、この「俺の女」意識に対抗するものは、女性側の「私は私のもの」という強烈な所有志向になるのではないか。所有志向を否定することは自分達の武器も否定することになりかねないとの思いがある。

これは他の問題でも同じである。東急不動産だまし売り裁判のような消費者問題は消費者の権利を前面に出す。ブラック企業問題は労働者の権利で対抗する。「権利主張を抑えて両者にとって最善の解決策を探しましょう」という主張はもっともらいしいが、往々にして既得権を持っている側が一方的に有利になってしまう。

このために私は所有志向の肯定意識が強いが、それならば「私の体を見せようと見せまいと私が決める」という自己決定権を尊重することが帰結である。実際、私は放射脳カルト的発言と異なり、彼女の表現活動への批判はない。

一方で「私の体は私のもの」という所有意識にも怖さがある。それがフリーセックス、フリードラッグの世界に行き着きかねないためである。これは理論上の懸念というだけでなく、アメリカの現実であった。

これは風俗を乱すものであり、真っ当な道徳観念からは到底許容できない。これを否定するものが保守的な道徳観念しかないならば喜んで社会は保守化してしまうだろう。健全な所有志向が求められる。支持するとしても不支持としても増山さんの出馬は考えさせられるところが多い。


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