東急ハンズ過労死と小池百合子知事の希望演説

林田力

希望の党代表の小池百合子・東京都知事は2017年10月15日、東京都町田市で東急ハンズには希望が足りないと演説した。東急不動産だまし売り裁判原告としては小池知事に同意見である。

東急ハンズは心斎橋店でパワハラ過労死事件を起こした(林田力『東急不動産だまし売り裁判20東急ハンズ過労死』Amazon Kindle)。心斎橋店の店員は「しんどい、もう限界や」との言葉を遺して亡くなった。東急ハンズはブラック企業大賞にもノミネートされた。この意味でも東急ハンズに希望が足りないとの指摘は正当である。

東急ハンズはTwitterで「東急ハンズでは、お客様の「希望」を叶えたいと、スタッフ一同がんばっています」と反応した。希望がないとの指摘に「頑張っている」と答える。根性論の特殊日本的精神論の世界である。過労死事件を起こす会社らしい反応である。頑張れば何とかなるという発想が過労死を生む。

小池知事の演説は以下の内容である。「この東急ハンズにもニトリにもいろんなもの売ってますけれども、ちょっと足りないのが希望。昨日よりも今日、今日よりも明日がきっといいと、そうみんなが思える希望」

もともと小池知事は2016年10月30日に小池百合子政経塾「希望の塾」開塾式で「東京には何でもある、ただ希望だけがない」と発言している。この発言自体も村上龍『希望の国のエクソダス』が元ネタである。過剰反応するような発言ではない。

文脈的には物質が溢れていても希望がないとの指摘であり、真っ当なものである。一億総中流的なものを豊かさと見る固定観念への強烈なアンチテーゼになる。このような思想は反体制を標榜するような政治勢力からも出てこなかった。自称反体制も体制内批判派に過ぎず、就職氷河期のような新しい問題に対して既得権維持で振る舞う傾向がある。私が小池知事の改革に期待した理由は、ここにある。私の判断が間違っていなかったことを再確認した。

小池知事は演説で安倍一強を批判したが、実は安倍晋三首相と東急には徒ならぬ関係を感じさせる。東急グループのキャッチコピーは「美しい時代へ」、安倍首相の著書タイトルが「美しい国へ」である。安倍首相は昭恵夫人とともに東急百貨店本店で買い物をしている。

安倍首相は公邸入りした2006年11月26日には東急ハンズでシャンプーや入浴剤、セロハンテープ、筆ペンを購入した。これは「東急ハンズなどで文具、入浴剤などの日用品を買いそろえるなどし、庶民派をアピールした」と報道された(「安倍首相が買い物パフォーマンス」スポニチ2006年11月27日)。東急ハンズでの買い物で庶民派を気取れると思っている神経が信じ難い。庶民は日用品を購入するために東急ハンズに行くことはない。

また、東急ハンズと一緒に希望が足りないと挙げられたニトリは安倍晋三首相らに総額2170万円もの政治献金をしている(鈴木祐太「あのニトリが安倍首相ら閣僚6人に連続献金 11年から4年間で総額2170万円」アジアプレス・ネットワーク2016年6月21日)。

東急ハンズ過労死

日本海賊TVで東急ハンズ過労死と小池百合子知事の希望演説

インターネット動画放送局・日本海賊TV「金八アゴラ」は2017年10月25日、「東急ハンズ過労死と小池百合子知事の希望演説」を取り上げた。コメンテーターは山内和彦(元川崎市議会議員)、田淵隆明(公認システム監査人)、石川公彌子(政治学者)、林田力(東急不動産だまし売り裁判原告)。司会は須澤秀人(日本海賊党代表)。

小池百合子・東京都知事は2017年10月15日、東京都町田市で東急ハンズには希望が足りないと演説した。東急不動産だまし売り裁判原告としては小池知事に同意見である。東急ハンズは心斎橋店でパワハラ過労死事件を起こしている。東急ハンズは希望が足りないどころか絶望である。

東急ハンズはTwitterで「東急ハンズでは、お客様の「希望」を叶えたいと、スタッフ一同がんばっています」と反応した。希望がないとの指摘に「頑張っている」と答える。根性論の特殊日本的精神論の世界である。未だに歪んだ精神主義が蔓延している。骨の髄まで蝕まれていると気がつかないらしい。

この東急ハンズ過労死事件は過労死された方の残業時間が約80時間と過労死事案では相対的に短い残業時間であった。それにも関わらず、神戸地裁が過労死を認定し、高額の損害賠償を命じた背景には、パワハラがあった。この点は残業時間を一律に規制すればいいというアプローチの限界を示している。

東急ハンズには問題がある。小池知事は、たまたま目の前に東急ハンズがあったから言及しただけでなく、問題意識を持っていたのではないか。番組では東急電鉄の問題も指摘された。東急と付き合うと我慢を強いられる。東急電鉄の駅はホームが小さい。窮屈である。乗客の快適さを考えていない。

この演説で私の中の小池百合子株は上がった。実は希望の党に対しては、都民ファーストの会ほど熱意を持っていない面があった。モリカケ問題ばかり取り上げており、既存の野党と比べて新鮮味が感じられなかったためである。これは希望の党の失敗原因と考えている。「排除」を原因視する分析が強いが、民進党予定候補を丸々受け入れた方がパヨク批判の餌食になっただろう。

須澤さんからは「選挙演説で特定の企業を批判することは如何なものか」との問題提起がなされた。NHK(日本放送協会)を厳しく批判する「NHKから国民を守る党」の公認候補らしからぬ発言と応じたが、公企業の問題を指摘することは政治的関心事になるということでは一致した。

それならば東急電鉄のような私企業であっても、鉄道事業免許によって独占的に運営している企業の問題は政治的関心事にならないか。政府から補助金を受けている企業の問題は政治的関心事にならないか。さらに憲法の私人間適用が議論されているように、東急不動産だまし売りや東急ハンズ過労死のような人権侵害も政治的関心事になるのではないかと指摘した。

番組では立正佼成会附属佼成病院裁判も話題になった。患者の長男は「親の介護が地獄だ」との動機から経管栄養の流入速度を速め、治療を拒否したのではないか。翌日に立正佼成会附属佼成病院事件記者会見を司法記者クラブで開催する。

他には石川さんの立憲民主党支持層の分析が興味深い。立憲民主党の支持者は裕福な高齢者が多い。枝野幸男さんの演説の聴衆も若者の貧困や子育て支援などの話では自分達に関係ないということか白けている。市民連合も元公務員で年金をしっかりもらっている層が多い。高齢者であっても収入がある方は福祉の受け手ではなく、担い手になって欲しいと指摘した。

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