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アベ政治に代わる政治の模索:行動しつつ考える市民の連続講座

【趣旨】
 3.11から4年、東京電力福島第一原発事故はいまだ収束しておらず、放射能汚染の実態も明らかにされていません。また、安保関連法案が成立し、日本は対外的に戦争ができる国になりつつあります。それに伴い、社会もまた軍事主義的に再編されようとしています。 
 この荒廃する状況のなかで、〈いのち〉の危機に対峙する根源的な民主主義の政治と運動が必要です。それをさしあたり「アベ政治に代わる政治を模索する運動」と名づけ、その第一歩を、地域に根ざした市民運動が(具体的には「希望のまちin東部」と「くらしにデモクラシーを!板橋ネットワーク(さようなら原発@板橋ネットワーク)」が連携するところから始めたいと考えました。

 各方面で行動・集会・学習会が提起されています。それらはそれぞれに大切なものだと思います。
 私たちが提起しようとしているのは、各方面で提起されている行動・集会・学習会に、もう一つ学習会・行動を付け加えるというのではありません。今の全体の流れに加わりつつ、さらに何らかのインパクトを与えるような<動き>をつくれないかということです。
 「アベ政治」を容認している層がまだまだ分厚く存在し、市民の側が政策的視点を持ったより説得力のある現状批判の運動を展開させなければ、それを乗り越えることができないのではないかという問題意識からの提案です。

 アベ政治を容認している人びとを揺さぶるような<言葉>と<行動>による状況への批判と変革の訴えがまだまだ必要なのだと思っています。市民がそうした「力」をつける取り組みを、地域に根ざすことに価値を見出し、「生活」の全体性に対応したマルチイッシューの運動を模索してきた「東部」と「板橋」から発信し、各地域にひろげてつながっていきたい。こうした取り組みが起爆剤となって、日本の民主主義が活性化すること、地域から政治を変えていくことを課題とし、「アベ政治に代わる政治の模索:行動しつつ考える市民の連続講座」への参加の呼びかけを、この場でさせていただく次第です。

【活動計画】
 「行動する民主主義」「行動しつつ考える市民」は私たちの大事にしたいコンセプトであり、街頭宣伝と学習会(講座)を連動させて、連続的に展開したいと現時点では考えています。講座での学びを生かして街頭宣伝を行い、街頭宣伝の場に身を置くことで、アベ政治を容認している層にも達する<言葉>と<行動>を探り当てていきたい。もっとも、<行動>を街頭宣伝にだけ限定するつもりはありません。何が有効な<行動>なのかは連続講座のなかで考え、模索していきたいと考えています。とはいえ、<言葉>を武器にした街宣は、私たちの有効な<行動>の一つだとの認識をもっています。

 「アベ政治に代わる政治の模索:行動しつつ考える市民の連続講座」は、11月27日(金)NPO法人希望の種の桔川純子さんに、参与連帯に代表される韓国の市民運動の現状と課題について話題提供をお願いし、政治と市民運動の関係のヒントを具体的に探りだすところから始めます。会場は、「希望のまち東京in東部」の事務所で、18時30分〜20時30分(予定)しています。会場は以下の地図をご参照ください。
 http://www.hayariki.net/tobu/access.html

 その次は、12月18日(金)、ジェンダー史研究者で、近著に『女性画家たちの戦争』(平凡社)がある吉良智子さん(板橋)に、戦争を支えた文化について「母性」に照準を合わせて問題提起をしていただきます。吉良さんの話は、現在の「政治」における「文化」の位置づけを、歴史的経験を踏まえつつ、現在の運動の検証を通じて考えるものです。そして、第1回目の街宣を、12月18日(金)の学習会の前に設定し、それ以降も、学習会前の街宣を基本にしたいと思っています。

 年明けの1月には、安保法制に反対した元防衛官僚の柳沢協二さん、国連PKOの現場を経験してきた伊勢崎賢治さんらと「自衛隊を活かす会」を立ち上げ、左派の安全保障政策を模索している松竹伸幸さん(かもがわ出版)に「安保法廃止後の安全保障を考える―9条、自衛隊、日米安保と向き合う(仮)」をお願いしています。

 それ以降のテーマとしては、現代沖縄民衆の意識と運動で戸邉秀明さん(東京経済大学教員)、市民と政党の共闘の課題で長谷部俊昭さん(東部)などを考えていますが、運動のなかからテーマは生成されていくと思いますので固定的には考えていません。2月頃に討論集会を開ければとも思っています。また、中堅の研究者にも参加してもらい、学術的な価値を運動のなかに埋め込んでいきたい、「知」と「行動」の分業構造を突破したいと思っています。

                         (文責:和田悠@板橋)
                            2015年11月2日


アベ政治に代わる政治の模索コメント

林田力

「アベ政治に代わる政治の模索:行動しつつ考える市民の連続講座」の宣言文に対して、賛同する立場からコメントする。

戦争法反対運動は大きな広がりをもたらしたが、その一致点は良くも悪くも安倍晋三反対であった。戦争法反対の中には、あくまで安倍内閣の集団的自衛権行使や平安法制に反対であり、集団的自衛権行使や平安法制で実現しようとすることに反対ではない人々もいる。文字通り「安倍晋三に反対」が一致点であった。逆に言えば、その程度しか一致点がないとも言える。

理論を重視すれば、「安倍内閣の集団的行使に反対」論は「自分達が集団的自衛権行使容認を進めることは賛成」となりかねず、自民党以上に筋の通らない御都合主義と批判することもできる。戦争法反対運動としては国民対安倍政権という構図を描きたいところであるが、賛成と反対で世論の深刻な分裂があったというところが実態である。賛成論から反対論への批判には、上述のような御都合主義の筋の通らなさへの批判もあった。

ところが、立憲主義のキーワードが脚光を浴びたことで、「安倍内閣の集団的行使に反対」論にも理論的正当性が付与された。安倍晋三の進め方は立憲主義違反だから問題との論理です。立憲主義をキーワードにして野党共闘を唱える場合、「安倍内閣の集団的自衛権行使には反対」という立場も受け入れ、尊重する覚悟がなければ成り立たない。

結局のところ、「アベ政治に代わる政治」と言ったところで中身は乏しい。故に「アベ政治に代わる政治を模索する運動」が必要になる。この「アベ政治に代わる政治」は単にアベ政治を批判すればいいというものではない。

安倍首相自体は戦後レジームを破壊する改革者と自身を位置付けている。1940年体制と言われる官僚支配、土建国家など日本の戦後体制に問題があることは確かである。それを破壊し、改革しようということ自体は好ましく思う人々も多い。私にも安倍首相の戦後レジームの破壊の方向性は間違っているが、戦後レジームを破壊しようとすることは現状肯定の既得権益擁護者よりは支持できるという思いがある。故に「市民の側が政策的視点を持ったより説得力のある現状批判の運動を展開させなければ、それを乗り越えることができない」。

行動の具体的手段として街頭宣伝が挙げられている。他にも生活・経済とかかわりのある事業的な活動に取り組むようなことを考えなければならないのではないかと考える。市民団体の「政治的カマトト主義」が声高に批判されることがあるが、逆に政治談議が好きな人は「経済カマトト主義」「生活カマトト主義」に陥っているとしか思えないパターンもある。結局、誰もが自分の関心ある分野を取り組みたいだけで、それでは他者を批判する資格がなくなる。

この点は希望のまち東京in東部第68回市民カフェ「FJネクスト問題から街づくりを考える」でも議論した。そこでは「市民運動とは空き家問題など生活に密着した行動」との意見が出た。この点からも2015年11月27日(金)のNPO法人希望の種の桔川純子さんの韓国の市民運動の話は有益と考えている。


「アベ政治を許さない」グッズ

希望のまち東京in東部事務所では「アベ政治を許さない」グッズを販売します。山口あずささんからの委託販売です。

「アベ政治を許さない」缶バッジ
黒字に白背景のものと、白字に黒背景のものがあります。通勤、通学、お買い物に。いついかなる時も「アベ政治を許さない」。300円です。
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「アベ政治を許さない」ステッカー(耐水・屋外用)
サイズはA5判です。家の窓、車の窓などに貼れます。200円です。
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