希望のまち東京in東部
希望のまち東京in東部事務所では以下のイベントを定期開催しています。
・毎週木曜日午後6時半から8時半まで市民カフェ
・毎週土曜日午後2時から4時まで読書会
※予定は変更されることもありますので、希望のまち東京in東部Webサイトをご確認ください。
HOPEは希望のまち東京in東部が発行するWebマガジンです。 HOPE第1号は宇都宮健児弁護士のインタビューです。
HOPE第2号(2016年10月26日)はAEQUITAS(エキタス)特集。藤川里恵さんのインタビューです。
希望のまち東京in東部

希望のまち東京in東部市民カフェ第145回「テロ等準備罪」

希望のまち東京in東部は2017年5月25日(木)、希望のまち東京in東部市民カフェ第145回を東京都江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。今回はテロ等準備罪、中央卸売市場移転問題、都民ファーストの会予定候補の政策、ネット右翼の変質、小早川秀秋などを話題にした。

自民党の失点が野党に行かない。文科省の前川喜平前事務次官が「総理のご意向」「これは官邸の最高レベルが言っている」などと書かれた加計文書は「大臣や次官への説明用として担当の高等教育局専門教育課が作成したもの」で「本物」と認めた。「辞めた人だから」と普通の常識では通らない理屈を主張している。個人攻撃をバンバンしている。

まとまって政治に物申す動きがない。かつては権力批判しないとメディアの名が廃るという意識があった。新聞を読まなくなった。地方紙は健闘している。地方紙には県紙とブロック紙がある。新聞の世論への影響力は落ちている。マスメディアが最もブラック企業ではないか。

共謀罪(テロ等準備罪)は取り締まる側の恣意性が問題である。テロとは関係ない法律である。そこで誤魔化していることが分かる。日本は「お上意識」が強い。監視社会は密告を生む。密告屋とは私的な会話をしない。警官と食事を食べたというような、つまらないことが密告屋の勲章になる。

警察は町内会や自治会を利用する。監視カメラ設置で警察と関係が生まれる。町会長を篭絡する。在日外国人も税金を払っている。町会役員の思想もヘイトデモ参加者と同程度である。中国人が集まっていることに嫌悪感を抱いている。ブラック企業は従業員のやりがいを搾取する。ある種のカルト的な空気がある。

共謀罪法案に対して、国連特別報告者でプライバシー担当のジョセフ・カナタチ・マルタ大教授は懸念を示す書簡を日本政府に対して送付した。プライバシーや表現の自由を制約するおそれがあるなどと指摘した。菅義偉官房長官は2017年5月22日の記者会見で、政府として国連に抗議したと書簡の内容が不適切であると明らかにした。これは問題ではないか。「日本政府が決めたことに文句があるか」という姿勢である。日本政府は北朝鮮と同じ姿勢である。トランプでさえ反論している。

安倍政権の国会答弁は答弁ではない。質問者の議員に「責任を取れるのか」と逆に攻撃することはあり得ない。外国では安倍首相の信頼は落ちている。自分が思っている以上に外国では評価されていない。日本の信用を毀損する。

中央卸売市場問題では業者側の小池知事批判が強い。早く決めないと干からびてしまうと怒っている。しかし、立ち止まって考えることで、先送りにすることで問題が吹き上がる面はある。解決策では豊洲か築地かの二者択一とは限らない。移転推進派と反対派の共倒れの可能性もあるだろう。決められない政治ではなく、あえて決めない深謀遠慮である。

中央卸売市場は築地でも豊洲でもなく、別の場所に縮小移転するというドラスティックな改革である。中央卸売市場の組織にも切り込むことになる。中央卸売市場自体がタックスイーターの存在であり、税金の使い方の見直しを掲げるならば中央卸売市場そのものを考えることも一案である。それでこそ業者ファーストではなく、納税者ファーストである。

このように考えると市場問題プロジェクトチームの築地再整備案が突っ込みどころ満載で実現性に欠ける内容になったことも深謀遠慮かもしれない。あの築地再整備案は、むしろ築地再整備はないと思わせる方に貢献した。

都民ファーストの会の予定候補には特区を目指すことを掲げる方がいる。企業の研究者の経験からプロダクトアウトやトップダウンの発想では市場のニーズを捉えられないことを理解している。マーケットインやボトムアップの発想が必要である。地域においても全国的画一的な基準では各地域のニーズを満たせない。だから特区になる。

チラシでは唐突に特区という言葉が出て、その言葉に脊髄反射的に拒否反応を起こす人もいるかもしれない。しかし、予定候補の話を聞けば理解できる話である。その発想の柔軟さには感心する。市民運動界隈に浸かってしまうと、地域の独自性を重視するという動機から特区という言葉は中々出て来ない。左翼思想のデトックスが必要かもしれない。

ゼロ年代の在日特権を許さない会(在特会)とテン年代のヘイトデモには同一視できない面がある。在日特権を許さない会は、その名前の通り、在日特権という不公正な特権に対する怒りが原点であった。果たして在日特権なるものが存在するかが問題であるが、それがあるとして、そこに憤りを覚えることは理解できる。

社会悪に無関心な人よりも立派である。彼らは主観的には社会悪と戦う弱者であった。ところが、テン年代のヘイトデモは自分達が多数派日本人であることを背景に在日韓国朝鮮人らに出て行けというものである。このために古参の在特会シンパには離れた人も多い。行動する保守の停滞も、この辺りにある。

小早川秀秋は優柔不断の日和見と言われるが、松尾山に陣を定めた点は有能である。これによって秀秋がついた側が勝つという構図が生まれた。松尾山は西軍の本陣として整備していたが、それを追い出して小早川が入った。

関ヶ原の合戦での優柔不断は石田三成が関白にするとの申し出に心を動かされたためとされる。これは現代人感覚からすれば実権を伴わないものに執着する愚かさと評価されがちであるが、もともと秀秋は関白秀吉の後継者と育てられた。関白に強い執着があったとしても不思議ではない。

その心理は戦国大名の徳川家康には理解できなかったことだろう。伊達政宗のように「味方するから百万石が欲しい」という武将ならば、油断ならならないとしても理解できる。逆に秀秋は理解できないエイリアンであり、危険人物と映ったのではないか。ここにも世代間ギャップがある。


希望のまち東京in東部TV再生リスト




#希望のまち東京in東部 #台東区 #足立区 #荒川区 #江戸川区 #葛飾区 #江東区 #墨田区 #市民 #政治 #seiji #イベント
Powered by 林田力
希望のまち東京in東部
希望のまち東京in東部