尼崎市長洲西通1丁目10番の開発に要注意

林田力

兵庫県尼崎市長洲西通1丁目10番の開発は要注意である。この場所はJR尼崎駅南口から歩いていける場所にある。この敷地の大部分は茶褐色のお風呂の天然温泉施設「金の泉 天然温泉 あま湯」が占めていたが、閉館した。他にも駐車場やビルなどがあった。

現在は敷地の多くが白いフェンスで囲われており、マンション建設などの開発を予想させる。しかし、その一角に「都市環境開発株式会社所有地」という看板が立っている駐車場がある。そこには「本街区における地区計画についての同意は致しません」と書かれている。平成26年7月5日付の看板には「この土地は売却することは絶対にございません」とも書かれている。

「この土地は売却することは絶対にございません」は地上げに応じないことの意思表示と読み取ることができる。「本街区における地区計画についての同意は致しません」も開発業者にとっては障害となるものである。

この地域は容積率200%であるが、緑地計画が義務付けられている。具体的には開発地の25%以上の用地を緑地として整備しなければならない。「整備された緑地の敷地は、当該住宅の敷地に含まれないものとする」(尼崎市住環境整備条例・別表3「緑地の開発基準」)。このため、実質的な容積率は150%になる。

ところが、1ブロック内の全ての所有者の同意を得て、雇用の創出・産業の保全・育成に資する土地利用とするならば、容積率を300%などに緩和できる。たとえば開発業者が長洲西通1丁目10番の敷地全てを買収し、工場併設のマンション建設を計画すれば容積率緩和のボーナスを享受できる。しかし、前述の通り、所有者の一部が「この土地は売却することは絶対にございません」と宣言し、「地区計画についての同意は致しません」とも宣言しているため、容積率の緩和の享受は不可能である。

ここで問題は長洲西通1丁目10番を開発しようとする業者は、都市環境開発株式会社の意思表示を前提としなければならない。都市環境開発株式会社が所有地を譲渡すること、または地区計画に同意すると想定し、容積率緩和を皮算用して開発を進めるならば、絶対利益の出ない大赤字プロジェクトである。そのようなことを役員が進めるならば会社や株主に対する背任になる。無理に赤字を減らそうとすれば、手抜き工事でマンションを建設することになり、消費者に損害を及ぼすことになる。

林田力

尼崎市長洲西通開発と東急不動産だまし売り裁判

兵庫県尼崎市長洲西通1丁目10番の開発問題は東急不動産だまし売り裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟)を連想させる。東急不動産だまし売り裁判は東急リバブル東急不動産が不利益事実を隠して新築分譲マンションをだまし売りし、消費者契約法違反で売買代金返還となった事件である(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社)。この東急不動産だまし売り裁判は東急不動産が近隣住民との約束を無視し、マンション購入検討者に隣地建て替えを説明せずに販売したことが問題である。

長洲西通の開発問題ではブロック内の土地所有者の一人が土地を売却する意思がなく、地区計画に同意する意思がないと表明している。これを無視してプロジェクトを進めるならばトラブルになるだろう。看板は表向きの話で、裏では話がついているなどと虚偽の説明で稟議を通すようなことがあるならば問題である。

東急不動産だまし売り裁判は怖い話である。オレオレ詐欺並みの悪質さである。東急不動産だまし売り裁判において、東急不動産は非常識を非常識と思えないような人間ばかりであった。東急不動産には舌先三寸の人しかいないと実証された。東急不動産は変わらない。変わらないのは徳がない証拠である。消費者主導の新しい時代に生きる資格がないと自ら認めるようなものである。

尼崎市長洲西通1丁目10番の土壌汚染リスク

大手デベロッパーが開発を狙っている尼崎市長洲西通1丁目10番に土壌汚染リスクが判明した。問題の土地は北東の大部分に「金の泉 天然温泉 あま湯」、北西部には駐車場や民家、南側に特殊発條興業株式会社があった。「あま湯」敷地は昭和32年から昭和62年まで化学工場(三菱瓦斯化学など)があった。

特殊発條興業敷地の地下水調査ではシス-1,2-ジクロロエチレン(cis-1,2-Dichloroethylene)が基準の205倍の高濃度で検出されたという(地歴調査報告書、2011年12月)。シス-1,2-ジクロロエチレンは麻酔作用を持ち、高濃度のものを摂取すると眩暈や嘔吐、中枢神経への影響が生じる。東急不動産だまし売り裁判のように不都合な事実を隠して分譲されることにならないか懸念する。

土壌汚染は長期間のモニタリングを必要とする重要な問題である。東急不動産らのマンション計画「鷺沼ヴァンガートンヒルズ」は鉛やヒ素、六価クロムなどの土壌汚染が発覚して中止になった。東急不動産らが分譲したTHE TOKYO TOWERS(中央区勝どき六丁目)でも土壌汚染疑惑が報道された(山岡俊介「土壌汚染説も飛び出す、三菱東京UFJとミサワホーム巨額債権放棄の裏側 」アクセスジャーナル2007/05/28)。


【既刊】『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』『東急不動産だまし売り裁判購入編』『東急不動産だまし売り裁判2リバブル編』『東急不動産だまし売り裁判3』『東急不動産だまし売り裁判4渋谷東急プラザの協議』『東急不動産だまし売り裁判5東京都政』『東急不動産だまし売り裁判6東急百貨店だまし売り』『東急不動産だまし売り裁判7』『東急不動産だまし売り裁判8』『東急不動産だまし売り裁判9』『東急不動産だまし売り裁判10証人尋問』
『東急不動産だまし売り裁判11勝訴判決』『東急不動産だまし売り裁判12東急リバブル広告』『東急不動産だまし売り裁判13選挙』『東急不動産だまし売り裁判14控訴審』『東急不動産だまし売り裁判15堺市長選挙』『東急不動産だまし売り裁判16脱法ハーブ宣伝屋』『東急不動産だまし売り裁判17』『東急不動産だまし売り裁判18住まいの貧困』『東急不動産だまし売り裁判19ダンダリン』『東急不動産だまし売り裁判20東急ハンズ過労死』『東急不動産だまし売り裁判21東京都知事選挙』『東急不動産だまし売り裁判22東急不動産の遅過ぎたお詫び』『東急不動産だまし売り裁判23江東区』
『東急不動産だまし売り裁判訴状』『東急不動産だまし売り裁判陳述書』『東急不動産だまし売り裁判陳述書2』『東急不動産だまし売り裁判陳述書3』
『東急大井町線高架下立ち退き』『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』『東急コミュニティー解約記』『東急ストアTwitter炎上』『東急ホテルズ食材偽装』
『裏事件レポート』『絶望者の王国』『歌手』『林田力書評集』『林田力書評集2』『蘇我善徳』
『ブラック企業・ブラック士業』『脱法ハーブにNO』『東京都のゼロゼロ物件』『放射脳カルトと貧困ビジネス』『貧困ビジネスと東京都』『ブラック東京都政にNO』『ブラック東京都政にNO 2』『ブラック東京都政にNO 3』『ブラック東京都政にNO第4巻』
『二子玉川ライズ反対運動1』『二子玉川ライズ反対運動2』『二子玉川ライズ反対運動3』『二子玉川ライズ反対運動4』『二子玉川ライズ反対運動5』『二子玉川ライズ住民訴訟 二子玉川ライズ反対運動6』『二子玉川ライズ反対運動7』『二子玉川ライズ反対運動8』『二子玉川ライズ反対運動9ブランズ二子玉川の複合被害』『二子玉川ライズ反対運動10』『二子玉川ライズ反対運動11外環道』『二子玉川ライズ反対運動12上告』『二子玉川ライズ反対運動13』『二子玉川ライズ反対運動14中野ビル風』







HOME








Yahoo! Japan
林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 東急不動産係長脅迫電話逮捕事件 二子玉川ライズ反対運動 東急リバブル広告 東急ストアTwitter炎上 東急ホテルズ食材偽装 東急ハンズ過労死 ブラック企業・ブラック士業 脱法ハーブにNO 東京都のゼロゼロ物件 住まいの貧困 東急不買運動 東急リバブル東急不動産不買運動 アマゾン ブログ ツカサネット新聞 リアルライブ 本が好き v林田力 家計簿 ワンピース 韓国 江東区 東陽町 世田谷区 写真 スレイマン 1ch 2ch 3ch Hayashida Riki hayariki tokyufubai amazon wiki wikipedia facebook