中央区長選挙立候補者の高層マンション問題意識

中央区長選挙・中央区議会議員選挙立候補予定者公開討論会の指定発言「SDGs 住み続けられるまちづくりを」の観点から中央区長選挙の候補者の政策を振り返ります。


私は2019年4月2日の中央区長選挙・中央区議会議員選挙立候補予定者公開討論会で指定発言者として「SDGs 住み続けられるまちづくりを」を話しました。そこではSDGsの観点からの中央区の課題として、人口減少・超高齢化社会における持続可能な街づくりと参加型街づくりを挙げました。会場からは再開発による高層化への疑問やビル風被害の声が出ました。そこで高層化の是非という観点から検証します。


中央区長選挙では山本泰人さん、上杉隆さん、西田主税さん、熊倉哲也さん、梅原義彦さんが出馬し、山本さんが当選しました。尚、山田英久さんも立候補しましたが、4月14日付で辞退しました。各候補者の政策は選挙公報とWebサイトから取得しました。


山本さんは「水と緑に恵まれた名橋「日本橋」の景観整備」と日本橋の景観を重視しています。しかし、高層化の再開発への問題意識は不明です。


上杉さんは「75. 容積率を緩和して、緑と資産価値を増やす。八重洲再開発など(特区)」としており、高層化推進となります。


上杉さんはビル風対策を掲げており、これは公開討論会の問題意識に直接応えた内容です。上杉さんは多彩な公約を発表していますが、ビル風対策は選挙公報にも掲載しており、前面に出しています。ビル風対策を前面に出した選挙公約は画期的です。


但し、具体的な対策は「51. 湾岸地区のビル風対策で地下歩道を早急に設置。「動く歩道」も」です。ビル風の発生の抑制ではなく、人間の方がビル風の起きる場所を避ける案です。ビル風によって安心して外を歩けない状態は解決しません。また、税金で地下歩道を設置するならば、不動産業者の開発による外部不経済を税金で尻拭いすることになります。


西田さんは持続可能をキーワードに掲げています。政策では「地域特性に配慮した景観条例を検討するなど、持続可能な街にふさわしい景観・美観の維持改善に取り組む」を掲げます。高層化への歯止めになり得ます。


熊倉さんは「高層マンションの建設ラッシュにストップをかけ、古い街並みの風情を残しながらも、災害に強い街づくりを行います」を掲げます。高層化への問題意識を明確に有しています。


梅原さんは「自然で癒される 自然が身近にある街づくり」を掲げ、自然を重視しています。高層化の再開発への問題意識は不明です。「屋上公園の拡大」や「屋上芝生化・菜園化」を掲げており、高層化への問題意識とは別の形と考えられます。



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