新型コロナ緊急事態宣言解除に懸念

緊急事態宣言の解除は感染再拡大(リバウンド)の懸念がある。入院したくても入院できない入院待ちが存在する限り、医療崩壊が起きており、文字通りの緊急事態である。東京都の小池百合子知事は2021年3月2日、緊急事態宣言の今週末解除に懸念を表明した。新規感染者数の減少ペースが目標に届いていないとして、「もう1段(対策の)ギアを上げないと間に合わないのではないか」と述べた。

新型コロナウイルスの新規感染者数は年末年始より減少したものの、減少スピードは鈍化している。都は直近7日間で平均した1日当たりの新規感染者数が前週比の7割とする目標を掲げている。小池知事は現状が「8~9割に近く、スケジュールに間に合っていない」と指摘した(「小池知事、今週末宣言解除に懸念 減少ペース鈍化で」共同通信2021年3月2日)。

東京都の2021年3月2日の新規感染者数は232人。東京都の一日の感染者数が数百人は十分多い数字である。東京都の2020年7月10日の感染者数は243人で、この時点での過去最多である(「東京都で新たに243人の感染確認 過去最多を更新」ABEMA TIMES 2020年7月10日)。500人以下を安心材料とすることは感覚が麻痺している。しかも感染者数減少には積極的疫学調査縮小の影響もあり、実際の感染者減少とは限らない。

千葉県の森田健作知事は「(感染状況が)現状か悪化するなら解除は難しい」、埼玉県の大野元裕知事は「解除できるという確信に至っていない」と指摘する。「「国民の生活」を守る気があるなら、一斉解除なんてムリだ」(「「1都3県」3.7宣言解除は到底ムリ…千葉県「4指標」ワースト1位、感染者数は東京超え」日刊ゲンダイ2021年3月2日)

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は2021年2月26日の衆院予算委員会分科会で東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県について3月7日が期限の緊急事態宣言が再延長される可能性に言及した。「他の地域に比べて感染の減少スピードが鈍化している」と指摘する(「首都圏の緊急事態、再延長も 尾身氏」時事通信2021年2月26日)。

神戸市では新型コロナウイルスの変異株の割合が増えている。検査数に占める変異株の割合は、1月29日から2月4日までの4.6%から、2月12日から18日は15.2%と増えている(「神戸の変異株拡大に懸念 西村担当相「モニタリング強化を」」産経新聞2021年3月2日)。緊急事態宣言解除が拙速だったのではないか。緊急事態宣言が解除されるまで情報を伏せていたことはないか。

緊急事態宣言解除で感染拡大のリバウンドが起きかねない。小池知事は「『解除』という2文字が飛び交えば飛び交うほど、首都圏の解除が遠のくという恐れを抱いている」と述べた(「都知事 対策ゆるみ再拡大に警戒」NHK 2021年2月26日)。第3波は年末年始の時期で宴会が多かったことが原因だろう。3月4月もイベントの多い時期のために解除で同じことが繰り返される危険がある。

「緊急事態宣言下にもかかわらず都内各所の繁華街の人出は増加傾向にあり、昼夜を問わず多くの若者などの姿を目にする。この状況で緊急事態宣言が解除されれば、さらに人出が増え、患者数が再度増加に転じることも予想される」(「緊急事態宣言、再延長も視野~専門家「新型コロナ対策緩めるな」~」時事通信2021年2月24日)

小池知事も飲食店の行列を指摘する。「新橋・御徒町など一部時短要請に応じておりません(飲食店で)長蛇の列を確認いたしました」(「小池都知事「新橋・御徒町などで“長蛇の列”を確認」一部飲食店に直接時短を要請」ABEMA TIMES 2021年2月28日)。

#新型コロナウイルス

#コロナウイルス

#新型コロナ

#緊急事態宣言

#医療崩壊

#coronavirus

#COVID19

#SARSCoV2

#novelcoronavirus

#CoronavirusOutbreak

#CoronaVirusUpdates

#coronavirusjapan 

#VirusCorona

#COVID19Pandemic

#COVID19outbreak

#COVID2019

#beatcorona

#fightcorona

#fightcovid19

#stayathome

#socialdistancing

#ベッド足りない

#入院出来ない

#転院



新着記事


林田 力 公式Twitter


TOP