大津いじめ自殺裁判と北本いじめ自殺裁判

大津いじめ自殺裁判で大津地裁は2019年2月19日、同級生2人に約3758万円の支払いを命じる判決を言い渡した。「19日の大津地裁判決は、元同級生2人の加害行為が、生徒の自殺に結びついたと明確に因果関係を認めた。過去の同種訴訟では「いじめの被害者が必ずしも自殺するとは限らない」との判断から、自殺は「特別な事情」とされるケースが多く、今回は踏み込んだ司法判断といえる。」(「自殺「いじめが原因」 大津地裁判決、他の訴訟にも影響」毎日新聞2019年2月19日)

大津市いじめ自殺事件は大きな社会問題になった。大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が2011年10月に自殺した。暴力、脅迫、恐喝が横行する恐るべき無法地帯であった。全国紙などの報道によれば、大津市教育委員会や中学校は、いじめの兆候を把握していながら、適切な措置を取らなかった。

大津いじめ自殺裁判の判決に比べると、北本いじめ自殺裁判の判決の後進性が浮かび上がる。埼玉県北本市立北本中学校いじめ自殺裁判の東京地方裁判所民事第31部判決(舘内比佐志裁判長、杉本宏之裁判官、後藤隆大裁判官)は、同級生から「きもい」と悪口を言われ、下駄箱から靴を落とされ、「便器に顔をつけろ」と言われるなどの事実がありながら、「一方的、継続的ではなく、自殺の原因になるようないじめがあったとは認められない」として自殺生徒遺族の訴えを退けた。

北本中学校1年生の自殺は学校でのいじめが原因であることは社会常識から明らかである。いじめと自殺の間には強い関係がある。The girl was apparently driven by an impulse to commit suicide as a result of bullying at school. There is a strong link between bullying and suicide.



新着記事


林田 力 公式Twitter


TOP