林田力
林田 力 『東急不動産だまし売り裁判』著者

感謝

テン年代最後で令和最初の誕生日お祝いメッセージありがとうございます。温かいメッセージをいただき、幸先の良い出発になりました。改めてお礼を申し上げます。

 

お陰様でAmazon Kindleの電子出版は200冊を超えました。カテゴリーは文学・評論、人文・思想、社会・政治、ノンフィクション、歴史・地理、投資・金融・会社経営、コンピュータ・IT、アート・建築・デザイン、趣味・実用、スポーツ・アウトドア、暮らし・健康・子育て、旅行ガイド・マップ、エンターテイメントに広がっています。
https://www.amazon.co.jp/l/B00493GN28

Twitterフォロワー約18000人、Facebook友達約5000人、Facebookページいいね2000人、Linkedinつながり3500人となりました。YouTubeチャネル登録者数は約120人となり、『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』の再生回数は12000回を超えました。フォロワーやFacebook友達は世界中に広がっており、英語の発信を増やします。

 

引き続きWebメディアを成長させ、だまし売りのない世界、SDGs (Sustainable Development Goals)の持続可能な消費の実現に貢献していきます。昭和から平成が冷戦終結と重なったように、令和は人工知能(AI; Artificial Intelligence)やモノのインターネット(IoT; Internet of Things)、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)、シェアリングエコノミー(Sharing Economy)の普及という転換期になります。溜めた力をWebメディアに発揮します。

誕生日は自分の原点に思いを馳せる機会になります。原点に忠実に真っ直ぐ歩いてきたか自問し、原点を確認する良い機会です。やる気だけの精神論根性論は疲れるだけです。自分の気持ちに正直に選択と集中、Fail Fastで楽しみたいと思います。今後とも宜しくお願いします。

『アジア史』Amazon Kindle

アジアの過去から現代までの作品の書評をまとめた。
【書名】アジア史/アジアシ/Asian History
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki

太公望
封神演義
キングダム
三国志40人の名脇役
SOUL 覇 第2章
貞観政要
宋名臣言行録
蒼き狼
ハーン 草と鉄と羊
新☆再生縁 明王朝宮廷物語
中国のプレゼンス増大と日本
政治の混迷
明朝との類似性
中国封じ込め論と東アジア共同体構想
強いコリアが救世主
中国は民主主義に向かう
データで読み解く中国の未来
消費大陸アジア 巨大市場を読みとく
ダライ・ラマ自伝
アジアに架ける橋―ミャンマーで活躍するNGO―
ハラルマーケットがよくわかる本
『手塚治虫のブッダ』カースト制度の苛烈な現実を描く人間ドラマ
最後の超大国インド
インド・シフト
乙嫁語り
シリーズ 知っておきたい中東
夢の雫、黄金の鳥籠

トルコのデモは開発問題が発端
パレスチナ・そこにある日常
パレスチナ問題
イスラム国の野望
イラクとシリアのイスラム国
緑の資本論
ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか

『江戸時代』Amazon Kindle

江戸時代の論考や江戸時代を扱う作品の書評をまとめた。
【書名】江戸時代/エドジダイ/The Edo Period
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki

林田藩
豊臣政権と徳川幕府
家康、江戸を建てる
『千姫狂乱』時代の狂乱
毛利輝元と萩城
伊予松山城
真田太平記
錯乱
真田三代
九度山秘録
真田丸
“戦国BASARA”武将巡礼 真田幸村
沢庵
保科正之 徳川将軍家を支えた会津藩主
琉日戦争
権力に抗った薩摩人
三くだり半と縁切寺
弾左衛門とその時代
江戸の非人頭 車善七
江戸のアウトロー 無宿と博徒
仮名草子の<物語>『竹斎』・『浮世物語』論
荒神
樅ノ木は残った
ながい坂
虚空遍歴
さぶ
四日のあやめ
深川安楽亭
おさん
落葉の隣り
艶書
一人ならじ
鬼平犯科帳
御家人斬九郎
釈由美子の額にも注目『隠密八百八町』
『隠密八百八町』第7話、江戸時代の習俗を反映する娯楽時代劇
バガボンド
つらつらわらじ
大奥
我間乱 GAMARAN
虹色とうがらし
AZUMI-あずみ-
『AZUMI-あずみ- 8』泥まみれの下層民のリアルな描写
『兵馬の旗~Revolutionary Wars~』現代感あふれる幕末物

キンドル本『令和ビジネス書評』

令和時代のビジネス書評。令和マインドは昭和マインドの対極に位置する。事業者本位から消費者本位の経済に。商品を一方的に売り込む営業からカスタマーサクセスの追求に。令和マインドのビジネス感覚を徹底すれば東急不動産だまし売り裁判のようなマンションだまし売りは起きない。


『笑点』「大喜利」(2019年5月12日)は5月に因み、「さつき」のお題になった。それを東急不動産だまし売り裁判に当てはめると、マンションだまし売りの東急リバブル東急不動産は最低、付き合いたくない、嫌いとなる。


昭和マインドは事業者優先で、消費者や住民の権利は貧弱であった。多数の同種被害者が出るような問題は、それなりに弱者保護の運動体が存在するが、個別性の強い問題は問題自体を理解してもらえにくい。そのような個別性の強い問題にも光をあてる。


令和マインドは情報公開や説明責任を徹底する。消費者にはメリットとデメリットの情報を提供し、選択肢を広げる。事業者のアリバイ作りのための誘導された自己決定権ではなく、強制されない自由、やりたくないことをしない自由を最大限に尊重する。


令和マインドは昭和の精神論根性論から脱却する。「やる気」ではなく、アプトプットで評価する。目の前の問題を解決得るという名目で、個人に負担や我慢を押し付けることを否定する。無理に頑張ることを求められない社会にする。頑張らなくていいと言える社会にする。


令和マインドは昭和の集団主義から脱却する。何処に所属しているかよりも、何を為したかを評価する社会にする。情報通信技術や民間感覚を活かし、21世紀にふさわしい社会にする。今や私達は21世紀に生きている。誰もが手のひらサイズのコンピュータを持ち、世界的なネットワークとつながっているという20世紀のSF作家も想像できなかった未来に生活している。ところが、日本には未だに旧態依然とした村社会の感覚が残っている。


令和マインドは公共セクターにも求められる。一方的な標準の押し付けではなく、需要を考慮した民間感覚の多様なサービス提供が求められる。縦割り行政や前例踏襲、事なかれ主義などの公務員感覚を仕方のないものとは考えない。おかしいことは、おかしいと言えるようにする。

【書名】令和ビジネス書評/レイワビジネスショヒョウ/Reiwa Businee Book Review
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki

令和ビジネス書評

『架空歴史漫画』キンドル本

架空の歴史を扱った漫画の書評集。
【書名】架空歴史漫画/カクウレキシマンガ/Fictional History Comics
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki 

MISTERジパング
ドリフターズ
『GATE 7』ジャンプ的なバトル要素のあるCLAMPファンタジー
我間乱 GAMARAN
虹色とうがらし
『銀魂―ぎんたま―』信念を貫くキャラクターの清々しさ
『銀魂―ぎんたま― 25』吉原炎上編
『銀魂―ぎんたま― 30』月詠編で人気キャラ再登場
『銀魂―ぎんたま― 35』かぶき町四天王編が完結
『銀魂―ぎんたま― 40』人情味ある携帯メール依存症批判
『銀魂―ぎんたま― 41』ギャグ満載の長編と『SKET DANCE』コラボ
『銀魂―ぎんたま― 42』バラガキ編、携帯メール依存症は友達が少ない
『銀魂―ぎんたま― 43』ゼロゼロ物件業者への対抗価値
『銀魂―ぎんたま― 44』一国傾城編
『銀魂―ぎんたま― 46』尾美一編
『銀魂―ぎんたま― 57』将軍暗殺編
『週刊少年ジャンプ』で『銀魂』が下書き同然の画に
アニメ「銀魂」掟破りの最終章
パレス・メイヂ
BASARA
暁のヨナ
女王の花
それでも世界は美しい
赤髪の白雪姫
亡国のマルグリッド
パンドラ・パニック
小煌女
ブレーメンII
封神演義
異色三国志『龍狼伝 中原繚乱編』
『龍狼伝 中原繚乱編 9』傀儡の皇帝も超人バトルに参画
龍狼伝 王覇立国編
SOUL 覇 第2章
ハーン 草と鉄と羊
新暗行御史
マギ
鋼の錬金術師
脇役の活躍が光る『鋼の錬金術師 20』

架空歴史漫画

何者かの書評

エッセイ、ノンフィクション、実用書などの書評集。
【書名】何者かの書評/ナニモノカノショヒョウ/Someone Reviews Books
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki 
【出版社】江東住まい研究所/コウトウスマイケンキュウジョ/Koto House Laboratory

本屋さんで待ち合わせ
書店人のはんせい 本はエンターテインメント
最後の読書
ボクの針は痛くない
極上の孤独
奥菜恵『紅い棘』勝ち組的価値観と戦った女優
覚悟と、メシと。
親父の青春
だからあんたは不幸やねん
『美しき日本人は死なず』感動的な人間物語
日本人にかえれ
日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」
老人たちの裏社会
定年後は森でロハスに
暗い夜、星を数えて 3・11被災鉄道からの脱出
たたみかた 創刊号 福島特集
Win’s Story of Hope ウィンの希望のものがたり
つながれ つながれ いのち
打ったらハマるパチンコの罠PART2
カント 信じるための哲学
人間の条件
未来派左翼
トランスクリティーク
世界史の構造
世界共和国へ
ブラック・デモクラシー
安倍政権の改憲・構造改革新戦略
憲法の神髄と日本の未来
蓮舫「二重国籍」のデタラメ
私たちはなぜTPPに反対するのか
ヘイト・スピーチに抗する人びと
『世界』2014年9月号
『世界』2014年11月号、ヘイトスピーチ特集
『ネットと愛国』ネット右翼の矛先は正しいか
日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか
マンガでわかる! 世界最凶の独裁者18人
白川静さんに学ぶ これが日本語
フェルメール 隠された次元
絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか
囲碁の戦術 1 序盤編
死活の壁

何者かの書評

現代日本文芸ブログ

令和の時代にも面白さを感じる近現代の日本の文芸の書評集。
【書名】現代日本文芸ブログ/ゲンダイ二ホンブンゲイブログ/Contemporary Japanese Literature Blog
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki 
【出版社】江東住まい研究所/コウトウスマイケンキュウジョ/Koto House Laboratory

トロッコ
注文の多い料理店
やまなし
さるのこしかけ
フランドン農学校の豚
しししし vol.1 宮沢賢治
七時間半
第141回芥川賞・直木賞 選考委員記者会見
ストレンジ・デイズ
プリンセス・トヨトミ
ビューティーキャンプ
龍宮の鍵
ソマリアの海賊
国家とハイエナ
大逆転! 小説三菱・第一銀行合併事件
大合併 小説第一勧業銀行
勁草の人 戦後日本を築いた財界人
メガバンク絶滅戦争
リストラ屋
風よ、空へ
圓さん、天下を回る
ヒーズールの夜明け
リケイ文芸同盟
テンペスタ 天然がぶり寄り娘と正義の七日間
萌空姫様のスノボ道
癒し屋キリコの約束
獣に道は選べない
きゃくほんかのセリフ!
『星降る夜は社畜を殴れ』ブラック企業概念の深まり
チェレンコブルーの月
自殺考察
私はサラリーマンになるより、死刑囚になりたかった
姥捨て山戦争
神人! 墓石書き換え人
オモヒヤル
Timjinの回想録
『詩集 地球の上で』戦争体験の大きさ
埼玉大学の文芸系サークル会誌

林田力はWebメディアに立候補

林田力はWebメディアに立候補します。私には隣地建て替えという不利益事実を隠して新築分譲マンションをだまし売りされた被害経験があります(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』)。そこから以下の思いを抱いています。
自己決定権を尊重したい。望まないことを強要されない、負担を押し付けられることのないようにしたい。そのために情報公開を徹底し、人々がメリット・デメリットの正しい情報に基づいて選択できるようにしたい。これをWebメディアを通して実現していきたいと考えています。だまし売りの防止や検出も徹底したいと考えております。
改めまして、これまでのアクセスに心より感謝申し上げます。今後もより良い情報を提供できるよう努力してまいりますので、引き続き、林田力をどうぞよろしくお願い申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

林田力のTwitterは2019年4月4日に8周年を迎えました。フォロワー18000人超の最有力のオウンドメディアに成長しました。Twitterのアイコンを東急不動産だまし売り裁判の画像から写真に変更しました。https://twitter.com/hayachikara/status/1113802012376817664
林田力のSNSも多くの方に支持されています。
Facebookページ2000いいね
https://www.facebook.com/tokyufubai/
Linkedinつながり2000
https://jp.linkedin.com/in/%E5%8A%9B-%E6%9E%97%E7%94%B0-20582759
林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』のPVの再生回数は12000を突破しました。どうもありがとうございます。

 

中央区長選・中央区議選公開討論会でSDGs

中央区長選挙・中央区議会議員選挙立候補予定者公開討論会が2019年4月2日(火)に月島区民センター4階ホールで開催されました。私は指定発言者として「SDGs 住み続けられるまちづくりを」を話しました。SDGsは国連の定めた持続可能な開発目標です。人口減少・高齢社会の持続可能なまちづくりと参加型まちづくりを問題提起しました。


公開討論会には以下の予定候補が参加しました。
区長選予定候補 山田英久さん(無所属)
区議選予定候補 小坂和輝さん(無所属)
区議選予定候補 高橋まき子さん(立憲民主党)
区議選予定候補 古田ひろきさん(幸福実現党)


連絡先の判明している全ての予定候補者に案内状を出しました。区長選予定候補の山本たいとさん、西田ちからさんからは欠席の連絡がありました。熊倉哲也さんは一旦参加連絡を受けましたが、欠席となりました。


今回の公開討論会は指定発言者が問題提起し、予定候補者が政策を発表し、参加者が質問する形式です。中央区の課題自体の考察を深め、それら課題について立候補予定者の考え方を知ることを目的とします。中央区長選挙と中央区議会議員選挙は4月14日(日)告示、21日(日)投票日です。


公開討論会と言えば予定候補者同士の討論会をイメージしますが、この公開討論会は異なります。政治家が市民の質問に答えることは当たり前ですが、日本は当たり前のことが中々できない水準です。参加した予定候補者を称えます。このような会が今後も活発に開催されることを期待します。


主催は愛する月島を守る会。私は2019年1月29日(火)の愛する月島を守る会第69回勉強会で「二子玉川再開発問題」の話をしました。司会・ファシリテータは齋藤一恵さん。2017年の東京都議会議員選挙(中央区)の立候補者です。


指定発言者は以下の通り。
・日本橋首都高地下案:宮城大学元教授 小澤尚さん
・国連SDGs:情報処理安全確保支援士 林田力
・中央区に不足する医療施設整備施策 建築家・都市環境プランナー 阿部彰さん
・築地再開発案 NPO文化立国推進委員会 玉田俊雄さん

主催団体や指定発言者、参加予定候補は当日までに変更があり、事前案内とは齟齬があります。

 

私はSDGsの11番目のゴールの「住み続けられるまちづくりを」を中心に話しました。他の指定発言者や参加者の話から「住み続けられる」という価値が求められていることを再確認しました。まちづくり分野の政治家の公約では「何々を作ります」というものが浮かびがちです。しかし、今の住まいで住み続けられるようにするというニーズは忘れられがちです。


私への質問ではビル風被害の問題が指摘されました。中央区では高層ビルのビル風で転倒して負傷するなどの被害が出ていると指摘されました。災害時に火災がビル風に煽られて甚大な被害をもたらすと不安を抱えています。


二子玉川ライズで事業者が実施している対策は、警備員が歩行者を誘導すること、風速計を設置すること、風速が強い時に警報を鳴らすことなどで根本的な対策になっていません。この説明は、その程度の対策しかできないのかと失望と失笑をもたらしました。「売ったら売りっぱなし」「建てたら建てっぱなし」ではなく、その後の問題を追及することが大切です。


開発優先のまちづくりの状況を何とかしたいという思いを感じました。既存の住環境を破壊する開発に対して、有効な手を打てていません。新築をありがたがる国民意識を変えることが遠回りでも有益と感じました。


会場には築地市場の建物の保存を求める活動をしているグループも来られました。スクラップ&ビルドではなく、建物を使い続けることもSDGsの持続可能に合致します。

 

ビル風対策は討論会開催後の4月12日に出馬を表明したジャーナリストの上杉隆さんが公約に取り入れています。上杉さんは「みんなでつくる、中央区長」を掲げ、その中の「みんなでつくる、「まち」」には「ビル風対策」を掲げます。ビル風対策が政策の骨子であることは報道でも紹介されました(「ジャーナリストの上杉氏が東京・中央区長選出馬へ」産経新聞2019年4月12日)。


また、SDGsは熊倉哲也さんが取り組んでいます。熊倉さんは地域課題を解決する会代表として、SDGsサミット2018を2018年12月23日に東京都北区の北とぴあで開催しました。ここで私は「自殺ゼロ、いじめゼロ×SDGs」を話しました。

 

熊倉さんは4月5日の記者会見で以下のように語ります。「新しい区長は生活者の目線で区民の声を吸い上げられる人物、ビジネス感覚を有し利害調整ができる人物が必要」(「中央区長選 元総合宝飾会社員・熊倉さん出馬表明」東京新聞2019年4月6日)。

 

 

 

SDGs 住み続けられるまちづくりを

「SDGs 住み続けられるまちづくりを」と題して問題提起をします。林田力と申します。
話の内容ですが、最初に自己紹介をします。続いてSDGsの概要を説明します。それから本日は、まちづくりが主題ということで、SDGsの中のまちづくりの目標である「住み続けられるまちづくりを」を説明します。日本政府と東京都のSDGsの取り組みを紹介します。最後に課題を問いかけます。
最初に自己紹介です。私は『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』というノンフィクション書籍の著者です。これはマンション購入トラブルを消費者契約法で解決した裁判を描いた書籍です。これは私の体験談を本にしました。
新築マンション購入時に隣が建て替えられて日照や通風がなくなるという不利益事実が説明されませんでした。引き渡し後に真相を知り、消費者契約法で売買契約を取り消し、裁判で売買代金を取り戻りました。この裁判の後も住まいの問題に取り組んでいます。


今回の討論会の主催団体の「愛する月島を守る会」では2019年1月29日の第69回勉強会で「二子玉川再開発問題」について話しました。東京都世田谷区の二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)によってビル風などの住環境が破壊される問題です。中央区も超高層ビルが多く、重なる問題です。

 

それでは本題のSDGsです。エス・ディー・ジー・エスと書いてエスディージーズと読みます。持続可能な開発目標という意味で、世界が達成するための目標です。Sustainable Development Goalsの頭文字です。2015年9月の国連サミットで採択されました。17の目標(ゴール)と、それぞれの目標をより具体的に示した169のターゲットを定義しています。17のゴールはカラフルなアイコンが作られています。
先進国も途上国も取り組む目標です。発展途上国を念頭に置いた課題が多いですが、先進国も自身の問題として取り組む目標です。


たとえば3番目の目標の「すべての人に健康と福祉を」のターゲット3.5は「薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む、物質乱用の防止・治療を強化する」とします。
多くの国では薬物と言えば麻薬が大きな問題ですが、日本では危険ドラッグが深刻です。危険ドラッグを撲滅することがSDGsの達成につながります。
また16番目の目標の「平和と公正をすべての人に」のターゲット16.4は「2030年までに、違法な資金及び武器の取引を大幅に減少させ、奪われた財産の回復及び返還を強化し、あらゆる形態の組織犯罪を根絶する」とします。
多くの国では組織犯罪と言えばマフィアが問題になりますが、日本では半グレなどの振り込め詐欺が深刻です。
このようにSDGsは必ずしも特別なことではなく、自分達の社会課題の解決がSDGsにつながります。
SDGsは全世界が取り組む目標として国連で採択されたものであり、全世界が取り組む目標です。ところが、日本での認知度は非常に低く、五人に一人も知りません。世界と比べて日本は遅れています。このように言うと世界に合わせるだけが能ではない、日本は日本の良さがあると反論する向きもあるでしょうが、この調査をした電通の「ジャパンブランド調査2018」では日本への好意度が高い人の方が、好意度が低い人に比べてSDGs 認知率は高いとしています。日本への好意を維持し、増やす上でもSDGsへの取り組みは有益です。
日本国内の職業別の認知度では管理職の認知度が高い結果になりました。現時点ではSDGsを知らない人の方が多いですが、そのような状態から時代を動かすトレンドは作られます。
今の学生はSDGsを知る人が増えています。埼玉大学の2018年の学園祭の第69回むつめ祭では表面がSDGs、裏面が薬物乱用啓発のチラシが入場者全員に配布されました。SDGsはドラッグがダメということと同じくらいの常識になりつつあります。このような学生が毎年社会人になりますので、SDGsの社会への浸透も深まります。

 

それではSDGsのまちづくり分野である11番目のゴールの「住み続けられるまちづくりを」に入ります。ここでは「住み続けられる」がポイントです。封建社会は人間が土地に縛られていました。そのために近代社会に入ると居住移転の自由が強調されました。
一方で資本主義社会は地主が金儲けのために住んでいる人を追い出す囲い込みという問題が起きています。現代でも立ち退きがあります。移転する自由だけでは弱いです。居住移転の自由を、移転を強いられない自由を包含するものに再構成する必要があります。「住み続けられるまちづくりを」は、この観点から素晴らしい目標と考えます。

 

「住み続けられるまちづくりを」のターゲットは以下です(総務省仮訳)。
11.1 2030年までに、全ての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。
11.2 2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子供、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、全ての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。
11.3 2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
11.4 世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する。
11.5 2030年までに、貧困層及び脆弱な立場にある人々の保護に焦点をあてながら、水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。
11.6 2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。
11.7 2030年までに、女性、子供、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。

 

SDGsのターゲットには手段を規定しているものもあります。枝番がアルファベットになっているものです。
11.a 各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における都市部、都市周辺部及び農村部間の良好なつながりを支援する。
11.b 2020年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組2015-2030に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。
11.c 財政的及び技術的な支援などを通じて、後発開発途上国における現地の資材を用いた、持続可能かつ強靱(レジリエント)な建造物の整備を支援する。

 

ターゲットのポイントをかいつまみますと、持続可能がキーワードになります。もともとSDGs自体が持続可能な開発目標ですが、「住み続けられるまちづくりを」でも持続可能というキーワードがあります。
さらに、この持続可能な計画は参加型というキーワードがあります。
SDGsは結果だけでなく、プロセスも規定します。「結果オーライ」やエリートの定めた計画に従うというアプローチではありません。
参加型はSDGsの他のターゲットでも記載されています。
目標16「平和と公正をすべての人に」のターゲット16.7は「あらゆるレベルにおいて、対応的、包摂的、参加型及び代表的な意思決定を確保する」とします。
目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」のターゲット17.17は「さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する」とします。
また、参加して意思決定するためには正しく判断するための情報が必要です。SDGsでは情報公開も定めています。
16.6 あらゆるレベルにおいて、有効で説明責任のある透明性の高い公共機関を発展させる。
16.10 国内法規及び国際協定に従い、情報への公共アクセスを確保し、基本的自由を保障する。

 

続いて日本政府の取り組みを説明します。日本政府は積極的にSDGsに取り組んでいます。内閣総理大臣を本部長とする「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」を設置しました。「SDGsアクションプラン2019 2019年に日本の「SDGsモデル」の発信を目指して」を2018年12月に定めました。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sdgs/pdf/actionplan2019.pdf
そこでは、まちづくりに関係する内容として、「SDGsを原動力とした地方創生,強靱かつ環境に優しい魅力的なまちづくり」とします。もともと国土強靭化という政策を掲げており、強靭なまちづくりに力点が置かれていますが、持続可能なという観点でも興味深い指摘があります。
「持続可能で強靱なまちづくり」では「コンパクト+ネットワーク」推進とします。右肩上がりの開発一辺倒ではないということです。
また、「質の高いインフラ」では「ライフサイクル・コストから見た経済性」をあげます。建築費用だけでなく、維持・管理費用、さらに解体・撤去費用まで見据えて経済性を論じることが求められます。

 

次に東京都の取り組みです。東京都は「2020年に向けた実行プラン」を定めています。「セーフシティ」「ダイバーシティ」「スマート シティ」の「3つのシティ」の実現を目指します。東京都は、この「2020年に向けた実行プラン」の推進がSDGsの達成につながるとしています。
そのことを書いた文書である「「3つのシティ」の実現に向けた政策の強化(2019年度)」は最後に人口減少・超高齢社会と向き合う必要を指摘しています。
「我が国は、既に人口減少局面に入っており、東京の人口も2025年をピークに減少に転じる見込みです。また、世界に例をみないスピードと規模で東京の高齢化が進んでいます。 東京は世界のまだ誰も経験したことのない人口減少・超高齢社会と本格的に向き合っていくことになります」(146頁)
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.jp/basic-plan/actionplan-for-2020/action/pdf/08-4_sdgs.pdf

 

最後に私からの問いかけです。
人口減少・超高齢社会の中で持続可能な街づくりとは何かを考えてください。
また、「参加型」できていますかという点を問いかけます。行政は立派な計画を作ることもありますが、住民参加で作られていますでしょうか。
以上を私の問題提起とします。

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