岐阜県警の人事異動写真に「死ね」「呪」の文字

岐阜県警が春の人事異動の資料として報道機関に配布した顔写真データの一部に、「死ね」や「呪」という文字が書き込まれていた(「人事異動の顔写真に「死ね」の文字」共同通信2019年2月28日)。県警は職員による悪質ないたずらの可能性もあるとみて調べる。

岐阜県警察本部は2019年2月15日、警部以上の幹部人事を発表し、顔写真のデータを報道各社にメールで送付した。このうち1人の白いワイシャツの部分に白い文字で「死ね」や「呪」という文字が書き込まれていた(「異動顔写真データに「死ね」の文字 岐阜県警が報道各社に配信」NHK 2019年2月28日)。警務課によると、文字は課内で保存する元データにも残っていたという(「幹部の写真に「死ね」「呪」の文字 岐阜県警が報道提供」朝日新聞2019年2月28日)。

警察組織のパワハラ体質の深さを感じる。神奈川県警では拳銃自殺した巡査の遺族が「パワハラが自殺の原因」として損害賠償請求訴訟を提訴した(「<巡査自殺>「パワハラ原因」遺族が損賠提訴 横浜地裁」毎日新聞2018年3月13日)。埼玉県警機動隊「水難救助隊」の巡査が潜水「訓練」中に溺死した事件もパワハラで殺されたと批判されている(三宅勝久「「息子は警察に殺された」埼玉県警水難救助部隊の“殺人訓練”、息継ぎさせず繰り返し沈め溺死」MyNewsJapan 2015年8月7日)。

パワハラで最も始末が悪いパターンは加害の自覚がないものである。パワハラを批判されても「激励するため」「はっぱをかけるため」と正当化する。反省して態度を改めることができない。民間企業では整備されつつあるパワハラを告発する場がないから、このような形になるのだろう。第三者機関が必要である。



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