千葉県警巡査と新潟県警巡査を速度違反で書類送検

千葉県警巡査と新潟県警巡査が速度違反で書類送検された。千葉県警の20代の男性巡査は一般道でスポーツカーを時速145キロで走らせたとして、道路交通法違反(速度超過)容疑で書類送検された。巡査は容疑を認めており、「歯医者の予約があり、早く寮に帰りたくてスピードを出した」などと供述しているという。

巡査は千葉中央署地域課の勤務。2019年1月10日午後、法定速度(時速60キロ)を大幅に上回る145キロで千葉市稲毛区の市道を走行した疑いがある。自動速度違反取り締まり装置(オービス)で検知され、県警から任意で調べを受けた。県警は14日付で巡査を減給100分の10(1カ月)の懲戒処分とし、書類送検した(「市道で時速145キロ容疑「歯医者の予約が」 巡査処分」朝日新聞2019年2月18日)。

一般道で時速145キロとは恐ろしい。歩行者や自転車が横断することもある。相手に気付いてからブレーキを踏んでも、すぐに停止できない。カーブの先に車が停車していたら、衝突する。歯医者の予約で法定速度を大幅に上回るスピード違反とは身勝手である。硬直的な官僚組織の影響だろうか。

新潟県警は2018年9月3日、高速道路を時速175キロで走行したとして、警察署の地域課に勤務する女性巡査(23)を書類送検し、戒告の懲戒処分にした。送検容疑は7月4日午前7時45分頃、県内の高速道路で公用車を運転中、法定速度を75キロ超える時速で走行した疑い。

県警によると、巡査は県警本部で行われる研修会に同課の職員2人と向かう予定だったが、巡査が寝過ごし遅刻しそうになり、急いで走行した。速度違反取り締まり装置が反応したため、研修会後、署幹部に報告した(「速度違反で女性巡査を書類送検=「寝過ごし遅刻」と175キロ―新潟県警」時事通信2018年9月3日)。

一般人ならば免許取り消しになりそうな事案である。取り締まりを行う側の警察官の処分としては甘すぎる。「善良な国民からすれば、取り締まる側に重大な違反を犯した自覚があるのか、はなはだ疑問だ」(「高速を175キロで暴走 新潟県警23歳女性警官の呆れた言い訳」日刊ゲンダイDIGITAL 2018/9/6)。

共に遅刻しないという理由で交通ルールを無視する。守らないといけないことの優先順位が分からない。国民にはルールを押し付けながら、自分達はルールを無視する。相互主義に反している。

三重県警では2018年12月10日に尾鷲市内の国道を自家用車で制限速度の時速50キロを上回る92キロで走行したとして、警察署に勤務する40代男性警部補が道交法違反(速度超過)容疑で摘発され、20日付で所属長訓戒処分を受けた(「同僚に銃口向ける 県警、10代巡査を本部長訓戒処分 三重」伊勢新聞2018年12月30日)。

警察不祥事は繰り返されている。「警察が組織維持のために、世間的には「ノー」が突きつけられるような行動もあえてとる場合がある」(森清勇「増え続ける警察官と不祥事にみる日本の問題」JBpress 2018年9月4日)。特別公務員暴行陵虐罪があるように、警察車両による交通違反は一般車両の交通違反よりも重罰にすべきではないか。



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