兵庫県警巡査が大麻取締法違反で有罪判決

兵庫県警尼崎南署留置管理課の巡査は大麻取締法違反(譲り受け)の罪で有罪判決を言い渡された。巡査は2020年4月2日深夜に神戸市中央区の路上で密売人から大麻草約3グラムを1万8千円で購入した。



神戸地裁(国分史子裁判官)は2020年8月13日に懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役10月)の判決を出した(「剣道で全国大会出場の元警察官 「自分が体感すれば、職務質問で役立つ」と大麻購入」神戸新聞2020年8月13日)。判決は「購入した大麻は少量とは言えない」とする(「大麻取締法違反の罪 元巡査有罪」NHK 2020年8月13日)。

巡査(22)=神戸市中央区元町通6丁目=は大麻を所持していたとして、2020年5月13日に大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された。逮捕容疑は4月8日午後1時35分頃、自宅マンションの敷地内に若干量の乾燥大麻を保管していたこと。


巡査は「大麻を持っていたことに間違いありません」と容疑を認めている。「大麻を使用した」とも供述している(「大麻所持容疑で兵庫県警の巡査を逮捕 自宅マンションの敷地で/兵庫県」サンテレビ2020年5月13日)。巡査は2016年に県警に採用された(「兵庫県警の22歳巡査、大麻所持容疑で逮捕」朝日新聞2020年5月13日)。

2020年3月に外部から「巡査が大麻を所持している」という情報が寄せられ捜査を開始。4月8日にマンション敷地内で大麻草を押収した(「「大麻を使用している」と情報提供 自宅敷地内で所持の兵庫県警巡査を逮捕」神戸新聞2020年5月13日)。5月13日朝に自宅を捜索した。自宅からは大麻の葉などを細かく砕く「クラッシャー」とよばれる道具が見つかった(「警察官が『大麻所持』で逮捕…自宅に“大麻用道具”あり容疑認める「吸ったことある」」MBS 2020年5月13日)。

神戸地検は6月2日、巡査を処分保留として釈放した。兵庫県警は2020年6月5日付けで懲戒免職処分とした。巡査は「興味本位でインターネットで大麻を入手した。去年の年末から数回吸った」と話している(「大麻所持の尼崎南署巡査、懲戒免職「ネットで入手、昨年末から数回」」ラジオ関西トピックス2020年6月5日)。

神戸地検は元巡査を大麻取締法違反で神戸地裁に起訴した。起訴状によると、元巡査は2020年4月、神戸市中央区内で密売人から乾燥大麻約3グラムを1万8000円で譲り受けたとされる。初公判は2020年8月7日に開かれた。

被告人質問で職務質問が大麻の出発点と語っている。「尼崎市内の交番勤務になり職務質問を重ねるうち、薬物犯罪者と接触するようになり、自分も試してみたくなった。大麻についていろいろ調べるうちに、大麻を使ったらどうなるか知りたくなった」(「大麻使用の兵庫県警・元警察官「興味本位で」検事が叱責「あまりにも安易」 神戸地裁」ラジオ関西トピックス2020年8月8日)。

個人的興味関心で職務質問をしているようにも解釈できる。市民から見れば嫌がらせでしかない。職務質問で加害欲とか支配欲、汚物をなすりつけて相手を貶めたいという卑しさを満たしているのではないか。誰が見ても弁護の余地がない。臭い飯がお似合いである。

「兵庫県警巡査を逮捕、大麻所持疑い」産経新聞2020年5月13日
「22歳警察官を『大麻所持』の疑いで逮捕…「大麻を吸ったことがある」」関西テレビ2020年5月13日

続警察不祥事



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