兵庫県警と沖縄県警が交通違反の冤罪

兵庫県警と沖縄県警で交通違反の冤罪が起きた。神戸地裁は2019年4月16日に交通違反の冤罪を認める判決を言い渡した。60代男性が乗用車を運転中に携帯電話を保持したとして交通違反を摘発された60代男性が「違反していない」と訴えた裁判である。


山口浩司裁判長(小池明善裁判長代読)は「的確な証拠は見当たらず、違反行為をしたと認められない」と判断。男性の運転免許更新時に、県公安委員会がこの違反を理由にゴールド免許の「優良運転者」でなく「一般運転者」としたことを違法として取り消した。


男性は2014年6月、神戸市垂水区の国道2号を走行中に垂水署の巡査に摘発された。山口裁判長は、巡査の供述が「客観的な証拠や事実関係と整合せず、信用することができない」とした(「交通違反はなし「巡査の供述、信用できず」 ゴールドから一般免許への変更は違法」神戸新聞2019年4月16日)。


沖縄県那覇署は違反ではないにもかかわらず、道交法違反(指定通行区分違反)による取り締まりをしていた。場所は那覇市真地の県道222号と県道82号を結ぶ真地交差点。これまで判明した無違反取り締まりは2016年3月から18年4月の約2年間で152件。県警は対象者に通知し、違反点数の取り消しと反則金の返納を進めている(「無違反取り締まり152件 那覇署 真地交差点で2年間」琉球新報2018年9月9日)。


警察の職務怠慢の何物でもない。捕まえやすいところでやりたいように違反取締りをしていた結果である。運転手の損害は反則金だけでない。点数減点で仕事が出来なくなったり、任意保険の金額が上がったり、受けられるべき割引が受けられなかった損害がある。


あまりにも理不尽で屈辱的な言いがかりをつけられたと感じるドライバーは多い。「裏でどんな取締りをしても、どんな高圧的な態度で暴言を吐いても、常にテレビでヒーロー扱いされてしまうことが、一部の白バイ隊員の暴走を助長していることに気付いてほしいものだ。白バイ隊に関しては、多くのドライバーが「反則金徴収部隊」だと思っている現実にもっと迫ってほしい」(近藤駿介「白バイ隊はヒーローなのか、それとも「反則金徴収マシン」なのか?」BLOGOS 2018年9月7日)



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