見づらい標識に基づく兵庫県警の交通違反摘発を取り消し

兵庫県警の交通違反摘発が見づらい標識に基づくものであったとして、神戸地裁は2019年3月27日の判決で交通違反を取り消した。大型バイクに乗っていた50代男性は2016年11月に県道を走っていたところ、通行禁止違反で摘発された。判決はカーブを抜けてすぐに設置されていた標識が僅か1、2秒弱で見えなくなると指摘した。


「ネットの反応の中には、見えづらい標識がそのままされていた背景に、警察に課せられた検挙ノルマがあるのでは、という見解もありました」(「「標識見づらかった」で交通違反取り消しに 安全は「摘発」だけでは守れない」弁護士ドットコム2019年4月18日)。


運転手の損害は反則金だけでない。点数減点で仕事が出来なくなったり、任意保険の金額が上がったり、受けられるべき割引が受けられなかった損害がある。


警察の交通違反取り締まりは卑怯と批判される。車所有者の半数以上が「警察の交通違反取り締まりは卑怯」と感じているとの調査結果がある(「【衝撃】車所有者の半数以上が「警察の取り締まりは卑怯」と感じている」しらべぇ2016年7月5日)。「あえて隠れてやるのは点数と税金稼ぎだと思う」などの意見がある。


埼玉県さいたま市桜区道場の割烹居酒屋いなかや付近でも2018年4月1日などに埼玉県警によるネズミ捕りが行われた。捕まえやすいところでやりたいように違反取締りをしている。警察の職務怠慢の何物でもない。安全管理を行った上での違反者摘発でなければ意味がない。隠れて摘発のタイミングを待つことは卑怯である。警察官が自ら立って、往来する車に呼び掛け、広報活動をする方が効果的であり、効率的である。


「交通取り締まりの方法や、ノルマ達成が目的になりがちな構造自体を根本的に見直さない限り、取り締まられた側の順法意識は高まらず、かえって警察への不満が高まるだけではないだろうか」(千葉雄樹/A4studio「ネズミ捕りに“必死の”警察の謎 やっぱりノルマが!素直な主婦や若者を狙い撃ち?」Business Journal 2015年7月1日)


以下は交通評論家の鶴田光秋氏の指摘である。「警察は、広くてスピードの出しやすい直線道路で、標識を故意に見えづらいまま放置して、検挙しやすくしていた可能性があります。これは不当な取り締まりですよ。こんな場所で『ネズミ捕り』をして反則金を稼ぐのは、交通安全目的ではなく、卑怯そのものです」(「「ワナ」を仕掛けて交通違反の反則金を稼ぐ警察~そのセコすぎる手口」現代ビジネス2018年2月9日)


あまりにも理不尽で屈辱的な言いがかりをつけられたと感じるドライバーは多い。「裏でどんな取締りをしても、どんな高圧的な態度で暴言を吐いても、常にテレビでヒーロー扱いされてしまうことが、一部の白バイ隊員の暴走を助長していることに気付いてほしいものだ。白バイ隊に関しては、多くのドライバーが「反則金徴収部隊」だと思っている現実にもっと迫ってほしい」(近藤駿介「白バイ隊はヒーローなのか、それとも「反則金徴収マシン」なのか?」BLOGOS 2018年9月7日)


「ドライバーの対応策として、まずは必ずしも「交通安全」を目的とした正しい交通取り締まりが行われているとは限らないという現状を十分把握し、納得いかない取り締まりには断固抗議をするなど、自己防衛の意識を高めることが重要。誰のためにもならない泣き寝入りは禁物です」(「やっぱりあった! 交通違反検挙ノルマ!【交通取締情報】」モーターファン2017年7月18日)


交通違反は警察官の視認だけが証拠となるケースが多い。たとえば一時停止の違反取り締まりで、警察官の視認だけで違反と認定されることはおかしい。ビデオ撮影を取り入れる必要がある。


スピード違反取り締まりでは、オービスの誤作動による被害が増えている。最近では、一般道においても、新Hシステムや移動オービス(車載式赤外線カメラによるスピード取り締まり装置)が多くなり、それに伴い誤作動による被害が増加している。



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