鹿児島県警と徳島県警のパワハラ

鹿児島県警では2018年7月26日に部下にパワハラを繰り返したとして、警務部所属の30代の男性巡査部長を停職6月の懲戒処分にしたと発表した。処分は6日付。県警によると、部下に真冬に氷水で洗車をさせたり、昼食を1分以内に食べるよう命じたりしていたという。当直勤務で仮眠を取ろうとすると嫌みを言ったり、人格を否定するような言動を繰り返したりもしていた。男性巡査長のパワハラは2014年4月から17年11月頃という長期間、部下の20代の男女7人に対して行われた。


県警は巡査部長の処分に併せて、当時の上司の警部補1人を本部長訓戒、警部3人を口頭厳重注意とした。鹿児島県警では2018年6月に男性警察官(28)が盗撮で逮捕されるなど不祥事が相次いでいる(「<鹿児島県警>「真冬に氷水で洗車」パワハラ巡査部長を停職」毎日新聞2018年7月27日)。


徳島県警は2019年5月22日付で、地元紙・徳島新聞社の20代男性記者に暴言を繰り返したとして、男性警視(51)を本部長注意処分(22日付)とした。警視は徳島中央署で事件広報の担当だった2018年5月から2019年1月頃の間、取材に訪れた記者に「頭悪いんか。同じことを何回も聞くな」「もう記者やめたら」などと計13回、人格を否定するような発言をした。怒鳴ったり、ファイルを机にたたき付けたりしたこともあった。


県警が徳島新聞社から1月18日に出された抗議文を受けて調査。パワーハラスメントと同程度の不適切な言動があったと認定した(「徳島県警警視、地元紙記者に暴言で処分 取材中に「頭悪いんか」「もうやめたら」」毎日新聞2019年5月23日)。根本的には警察とメディアの間に「情報をくれてやる」という上下関係が成立していることが問題である。だからパワハラと同じ問題が生じる。情報開示は義務である。警察の心得違いを改める必要がある。


警察不祥事は身内の処分が甘い。依怙贔屓や身内贔屓、縁故主義という前近代的な村社会的体質が濃厚である。絶望の沼は、落ちれば更に下がある底なし沼である。



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