【警察不祥事】埼玉県警川越署巡査を詐欺未遂などで起訴

埼玉県警の警察官が警察官の立場を悪用して遺族から金をだまし取ろうとする事件が相次いで起きている。草加署刑事課巡査(22)(埼玉県越谷市袋山)は死体検案名目で遺族から金をだまし取るなどしたとして、2018年10月19日に詐欺と詐欺未遂の疑いで逮捕された。川越署刑事課の巡査(25)(川越市中台元町)は女性から現金をだまし取ろうとしたとして、2019年4月4日に詐欺未遂容疑で逮捕された。


川越署巡査は2019年3月27日から31日に病死した男性の姉の女性(69)に電話し、遺体の処理に金がかかると嘘を言って現金を騙し取ろうとした。報道によると嘘の内容は様々である。あの手この手で金を払わせようとする詐欺師と同じである。


「(遺体の搬出で)レッカー車が来たので四十万~五十万円かかる。お金は私が預かってもいい」(「川越署員、詐欺未遂容疑 「遺体搬出に費用」遺族にうそ」東京新聞2019年4月5日)


「部屋の清掃などにかかる費用として、40万~50万円を民間会社に支払う必要があり、自分が預かる」(「詐欺未遂容疑で巡査を逮捕=職務利用し「現金預かる」-埼玉県警」時事通信2019年4月4日)


「遺体が腐らないようにする処置で40~50万円かかる」(「病死男性の遺族から現金だまし取ろうとした巡査、遺族の個人情報を他人に漏らす さいたま地検が起訴」埼玉新聞2019年5月17日)


川越署巡査は2016年9月に県警察学校を卒業して川越署に配属され、2018年9月から刑事課強行犯係。2019年2月下旬に自宅で亡くなっているのが見つかった男性の死因調査に携わっていた。女性は2月下旬に川越市に住む弟が死亡したと連絡を受け、3月26日に遺体の引き渡しを受けた。この際の担当者が川越署巡査で、同月27日から31日までに複数回電話があり、現金を預かると話したという。


さいたま地検は2019年5月16日、川越署巡査を詐欺未遂と地方公務員法違反の罪で、さいたま地裁に起訴した。警察官が職務を悪用した詐欺は絶対に許してはならない。懲戒免職の上で起訴して懲役10年ぐらいが妥当だろう。


埼玉県警は2019年6月14日、川越署巡査を停職6カ月の懲戒処分とした。川越署巡査は同日付で依願退職した(「埼玉県警巡査を停職処分 遺族への詐欺未遂」共同通信2019年6月14日)。これで懲戒免職にならないことは理解し難い。



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