【警察不祥事】警察官のわいせつや窃盗が公表されず
広島県警の男性警部補が知人女性の体を触るなどのわいせつな行為をしたとして書類送検された。広島市内の警察署に勤務していた50代の男性警部補である。警部補は容疑を認めている。警部補は停職3カ月の処分を受け、依願退職した。
ところが、県警は「被害者保護」を理由に公表しなかった。県警では職員の公務外における停職以上の処分については原則公表することになっていますが、「被害者保護の観点から公表しなかった」とコメントする(「知人女性にわいせつ行為 警察官の処分を公表せず 広島県警」広島ホームテレビ2019年8月27日)。加害者を隠すことが被害者保護になることが理解できない。
福岡県警折尾署と八幡西署の男性巡査は窃盗の疑いで書類送検された。折尾署の20代男性巡査は2019年6月28日夜、JR鹿児島線の車両座席に置かれたリュックサック内の財布から現金約2万6000円を抜き取った疑い。7月25日付で減給6カ月(10分の1)の懲戒処分を受け、依願退職した。もう一人の巡査も懲戒処分となり、依願退職した。しかし、福岡県警は両事件を公表していなかった(「巡査2人、窃盗容疑で書類送検=処分も公表せず-福岡県警」時事通信2019年8月23日)。
これだけ警察不祥事が多いと警察の採用基準が役に立っているか疑問になる。下等生物にすら劣るような浅ましく、貪欲で、高慢で、自堕落で、欠陥だらけの組織人である。しかも、これらの事件のように公表されない。警察の犯罪は報道されるよりも数倍多いと考えることが妥当である。隠してもらえる、庇ってもらえる。依願退職で退職金をもらえ、退職後の天下り先も手配してくれる。それならば犯罪やり放題と考える警察官が出ても不思議ではない。
福島県警警部の会津若松署地域交通課長代理(43)は東京都新宿区歌舞伎町のガールズバーで、代金を支払わず、仲裁に入った別の店の関係者にかみつくなどしたとして、暴行の疑いで現行犯逮捕された。
警部は2019年8月15日午後11時40分頃、東京都新宿区歌舞伎町1丁目の路上で、飲食店経営者ら30代男性2人の顔を殴ったり手をかんだりした疑いがある。近くの別のガールズバーで約6万円の代金を請求され、「持ち合わせが2万円しかない」とATMに行ったまま逃げようとしたといい、同行していた従業員が男性2人に助けを求めていた。