香川県警警部補が息子の犯罪で証拠隠滅【警察不祥事】

香川県警の40代男性警部補は息子の犯罪で証拠隠滅した。警部補の未成年の息子は2018年6月、交際相手の女性に暴力を振るったり、女性のスマートフォンを盗んだりした。これに対し、警部補は、女性のスマホを息子から預かって隠したり、女性側に被害届を警察に出さないように求めたりしたという。


警部補は証拠隠滅容疑で書類送検され、警部補は略式起訴された。高松簡裁は罰金の略式命令を出した。香川県警は2019年5月23日付で減給10分の1を3か月間続ける懲戒処分にし、警部補は、同日付で依願退職した。県警は、この事件を報道発表しなかった。県警は私的な行為は停職以上を公表するとした警察庁の指針を発表しない理由とする(野口博之「情報公開請求で初めて発表…警部補の息子事件隠し 「甘すぎる」批判に香川県警はどう答えた?」J-CASTニュース2019年8月9日)。


しかし、そもそも証拠隠滅行為を私的な行為とする判断が間違っている。さらに警察官の犯罪隠しが減給で済むこともおかしい。自分達の処分が甘すぎるのに、その甘い処分が報道発表基準に該当しないと主張することは二重の欺瞞になる。香川県警では同じく40代の警部補が割れた皿を買い取らせようとリサイクル店を威圧したとして、威力業務妨害、不退去、傷害、脅迫の4つの容疑で書類送検された。


警察不祥事は昔からあったものの、隠蔽されており、今は昔よりは情報が出るようになったと考える。それにしても埼玉県警や京都府警で警察官が市民から金をだまし取る事件は悪質さの度合いが異なると感じる。ここにレベルアップする背景には、警察による個人情報の取得があると考える。
たとえば埼玉県警岩槻署の男性警部補は2010年2月から2014年6月にかけ、「捜査に必要」と偽り、知人女性の個人情報を照会するための書類を携帯電話会社などに提出した。公用端末での不正照会を含め、計10人66件の個人情報を不正取得した。この種の警察不祥事に徹底的な厳罰化しなかったことが警察不祥事のレベルアップになった。

埼玉県警や高知県警で個人情報不正取得



新着記事


林田 力 公式Twitter


TOP