【警察不祥事】福岡県警公安の窃盗、女子寮侵入、茨木県警の児童売春

福岡県警公安所属の巡査長が捜査費などを窃盗
福岡県警公安3課所属の男性巡査長(31)は同僚の捜査費などを盗んだとして、2019年9月20日に窃盗容疑で書類送検された。福岡県警は停職6カ月の懲戒処分とし、同日付で辞職した。巡査長は容疑を認めているが、理由が報道によって微妙に異なる。
「パチンコ代や食事代がほしかった」(比嘉洋「捜査費など盗んだ容疑で公安所属の巡査長を書類送検 福岡県警」毎日新聞2019年9月20日)
「生活費の足しにするためだった」(「警察官が職場で“窃盗”…同僚の机から“4.5万円”「生活費の足しに」停職6カ月受け依願退職 福岡県」TNCテレビ西日本2019年9月20日)


容疑は2018年9月16日から12月28日まで、同県大野城市の警察施設内で、4回にわたって同僚の男性4人の机の引き出しから現金計4万5500円を盗んだとしている。このうち1万円は同僚に支給された捜査費だった。捜査費は封筒入りで、同僚の机から5000円が2回盗まれた。巡査長は中身が捜査費と知っていたとみられる。被害に遭った4人のうち3人は引き出しに鍵を掛けていたが、隣の引き出しに鍵を入れていたという。


現場の警察施設は、過激派の捜査や情報収集などを担当する同課が使用し、事件当時は巡査長が1人で当直勤務をしていた。2019年1月に捜査費がなくなったことに気づいた同僚が上司に報告して発覚した。公安の警察不祥事と言えば埼玉県警の公安2課課長補佐の男性警部(57)がプールで女子高生を盗撮し、書類送検された。

九州管区警察学校の教官の元警部は2018年10月から12月の5日間に自身が教官を務めていた九州管区警察学校の女子寮の部屋に計55回侵入した。元警部は住居侵入罪に問われ、2019年9月20日、福岡地裁(蜷川省吾裁判長)は懲役1年2ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。求刑は懲役1年2月。


判決はカードキーを管理するなど教官の立場を悪用し、「室内の私物をもてあそび性的欲望を満たそうとした」と指弾(宗岡敬介「警察学校女子寮侵入の元教官に有罪判決 福岡地裁」毎日新聞2019年9月20日)。「信頼していた教官から、居室に繰り返し侵入された被害者の精神的苦痛は大きい」(「”女子寮侵入”元警察学校教官に執行猶予付き判決」九州朝日放送2019年9月20日)。ところが、罪を認め謝罪していることや、専門家の指導を受けて再犯しないと述べたことなどを考慮し、執行猶予を付けた。


最近の警察不祥事では立場を悪用した犯罪が増えている。埼玉県警では警察官の立場を悪用した警察官の詐欺事件が続発した。草加署刑事課巡査(22)(埼玉県越谷市袋山)が死体検案名目で遺族から現金をだまし取った。川越署刑事課の巡査(25)(川越市中台元町)は女性から現金をだまし取ろうとした。立場を悪用した犯罪は機械的に量刑2倍、執行猶予なしくらいにしないと抑止力にならないのではないか。


警察学校という抑圧された空間は警察不祥事を起こしやすい側面がある。岡山県警察学校では2018年12月、教官の男性警部補が初任科生(巡査)の男性の胸を本物のサバイバルナイフで刺して負傷させた。陰鬱な環境に置かれ続けると人間はネガティブな方へと思考が偏る。

欲望を抑えられない警察不祥事と言えば、茨城県警機動隊の男性巡査(27)は少女にわいせつな行為をして裸の画像を撮影したとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)と県青少年健全育成条例違反の疑いで2019年9月20日に水戸地検に書類送検された。茨城県警は巡査を停職6カ月の懲戒処分とし、巡査は同日付で依願退職した。

送検容疑は、2018年8月3日から4日に水戸市内のホテルでSNSで知り合った当時17歳の少女にわいせつな行為をし、裸の画像を無断でスマートフォンのカメラで撮影、保存したとしている。容疑を認め、「欲望を抑えきれなかった」と説明する(小林杏花「「欲望を抑えきれなかった」 少女にわいせつ容疑の機動隊巡査を書類送検 茨城県警」毎日新聞2019年9月21日)。

https://www.hayariki.net/police_scandal_concealment/



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