聞いてよ市長!さいたま市民政策プレゼンテーション

Oneさいたまの会は「聞いてよ市長!さいたま市民政策プレゼンテーション」を2018年9月26日に埼玉県さいたま市南区別所の武蔵浦和コミュニティセンター多目的ホールで開催しました。雨にも関わらず、中学生を含む70人以上の方にご来場いただきました。清水勇人さいたま市長は最初から最後まで参加され、プレゼンテーションに耳を傾けてくださいました。
私は「自殺0を目指す 明日の約束プロジェクト」を発表しました。自殺を0にするためにネットとリアルの両方に明日の約束ができる場所を作りたいと発表しました。その一環として8月5日に開催した「寺遊祭(じゆうさい)2018お寺で遊ぼう・学ぼう・笑っちゃおう」を報告しました。アンケートでは「「話すだけで気が楽になる」そんな人が集まれる場からのスタートは良い事だと思いました」との声が寄せられました。

Oneさいたまの会「聞いてよ市長!さいたま市民政策プレゼンテーション」が埼玉新聞と毎日新聞で報道されました。埼玉新聞記事は発表後の取材質問への林田力の回答を掲載しています。「市長が参加するということで自分の考えを半年間練った。ぜひ市政で実現してほしい」(「さいたまをもっと住みやすく 市民の目線で政策プレゼン」埼玉新聞2018年9月29日)
毎日新聞記事は、林田力「自殺0を目指す 明日の約束プロジェクト」を「自殺者ゼロを目指して、例えばお寺を文字通りの駆け込み寺にして常時相談できる居場所を」と紹介しました(錦織祐一「市民有志がさいたま市長に提案」毎日新聞埼玉版2018年9月29日)。

記事は田中伸幸「飛び出せ!行政マン」を特集しています。ここで取り上げられた縦割行政の弊害の問題は深刻です。民間企業がユーザーエクスペリエンスを重視するようになっている中で後進性が際立ちます。
行政の対応では「たらいまわし」が古くから批判されます。これは解決に役立つ部署を案内するのではなく、自分達の責任逃れをすることが第一と見え隠れすることが問題です。「問題を解決するために何ができるか」ではなく、「それは自分の仕事ではない」ということを相手に理解させることにエネルギーを注ぎます。それは極論すれば、相手が野垂れ死にしようが、憤死しようが関係ないという行政の冷酷さに行き着きかねないものです。
分業すること自体は人類の知恵です。何でもかんでも自部署で成し遂げる必要はなく、それは非効率です。民間企業では自前主義が批判され、企業の枠や国境さえ超えた共創やエコシステムがキーワードになっています。民間の分業と行政のたらいまわしの落差は、むしろ「自分の部署の完結を意識し過ぎる」という公務員の姿勢にあるとの指摘は鋭いです。その意味で清水勇人市長のまとめ「公務員には苦手な分野もあり、市民協働の新しい文化を創りたい」に大きな意味があると思います。



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