茨城県警牛久警察署トイレで拳銃自殺か

茨城県警自動車警ら隊牛久分駐隊の男性巡査長(29)が2021年2月17日に茨城県牛久市下根町の牛久警察署5階のトイレで拳銃自殺したとみられる。巡査長が倒れていた付近には巡査長に貸与されていた拳銃があった。本人のロッカーからは遺書とみられる手書きのメモが見つかった。

巡査長は17日午前8時半頃に出勤したが、パトロール出発時間になっても集合場所に現れなかったため、他の隊員が署内を捜した。午前10時頃にトイレで頭から血を流して倒れているのを発見し、119番通報した。搬送先の病院で死亡が確認された。

巡査長は2016年4月に県警に採用され、19年3月に同隊に配属された。内田清司自動車警ら隊長は「職員が拳銃を使用して自殺を図ったことは誠に遺憾」とコメントした(「警察官が署内で拳銃自殺か 茨城県警、29歳男性巡査長」共同通信2021年2月17日)。ピント外れである。自殺した原因を明らかにすることが重要である。

「再発防止に努める」とも言う(「巡査長が拳銃自殺か ロッカーに遺書―茨城県警」時事通信2021年02月17日)。しかし、牛久警察署の事件が既に再発である。県警では2016年4月、結城市結城の結城署大町交番1階トイレで、同署地域課の男性巡査(当時23)が拳銃で自殺している(「警察官が拳銃自殺 茨城県警自動車警ら隊の29歳巡査長 牛久署の5階トイレで」茨城新聞2021年2月17日)。再発防止できていない。

県警は遺書の内容を明らかにしていない。ここに警察の隠蔽体質を感じる。長崎県警佐世保署交通課の男性警部補は上司からパワハラ(パワーハラスメント)を受け、2020年10月3日に自殺した。この警部補も遺書を残していた。遺書には当時の署長や課長によるパワハラや、2人の指導で時間外勤務を過少申告していたことが書かれていた(「警部補、遺書に「命かけた訴え」 妻が公務災害申請」朝日新聞2021年2月4日)。

情報開示姿勢は先進的な民間企業に学ぶ価値がある。「すべての情報を共有する」とは外部に漏れても問題がなく、誰の気持ちも傷つけない情報に限ってすべて共有する」という意味ではない。「法律あるいは規制で禁じられているごくわずかな事柄をのぞき、すべて共有する」という意味である(エリック・シュミット著、ジョナサン・ローゼンバーグ著、アラン・イーグル著、ラリー・ペイジ序文、土方奈美訳『How Google Works 私たちの働き方とマネジメント』日本経済新聞出版、2014年、297頁)。

「茨城県警の巡査長が死亡 現場付近に拳銃 牛久署トイレで」毎日新聞2021年2月17日

「警察官が署内のトイレで拳銃自殺か 茨城 牛久」NHK 2021年2月17日



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